○開幕カードはエース俵原と西澤の対戦
まずマウンドに上がったのは背番号39を背負う男、西澤。
右投げ右打ちの緩急を織り交ぜてゴロで打ち取るタイプの投手であり、主な球種はストレートにカーブを組み合わせた投球スタイルだ。
迎えた先頭打者は俵原。「初打席で結果を残したかった」というコメント通り西澤のカウントを取りに来るボールを上からたたき2ベースヒットでチャンスを作る
2番打者池ビッシュ、3番山﨑という怖いオーダーではあったが西澤は球数こそ多投してしまうもののこの2人をサードゴロに抑え初回を締めた
裏の攻撃。
マウンドには俵原。お馴染みのオーバースローだが今季から改良を加え、新しいフォームでこの開幕戦に挑む右投げ右打ちでストレートを軸にカーブ、スライダー、チェンジアップと豊富な球種を操る本格派右腕だ。
1回裏、迎えた打者はMasashi、西澤であったがキレの良い俵原のストレートに押され走者を出すことはできず。
○2回も譲らず両チーム得点なし
2回も池ビッシュの強襲ヒットで走者こそ出すものの後続が打ち取られ得点はなし。
俵原も2回をマサから三振を奪い相手打線に得点は許さず。
○膠着した試合動かしたのは山﨑のバット
3回表、早くも西澤を降板させリリーフ陣に託し2番手はMasashi。
しかし、俵原がこの日2本目となる2ベースヒットでいきなりピンチを迎える。対する打者はここまで無安打の山﨑。「短時間の試合展開だし僕が決めたかった」と鋭い一振りで放った打球はセンター西澤を超える先制タイムリー2ベースで試合を動かす1-0
この勢いで襲い掛かりたい打線ではあったがこの失点にMasashiに火が付いた。迎える池ビッシュにはインコースの直球で見逃し三振で抑え味方の反撃を待つ。
○最終回は俵原でなく抑えの山﨑を起用
俵原が降板しマウンド上には先ほど先制タイムリーを放った山﨑。しかし鋭い眼光で睨む西澤が鮮やかなヒットで出塁し無死1塁。迎えるはマサ
山﨑「気持ちで負けるワケにはいかない」とホームランを打たれたならば逆転サヨナラとなるこの場面でも気持ちを切らすことはなかった。
大観衆が見守る中、マサを空振り三振ー。そしてMasashiも打ち取りゲームセット。
試合は1-0で終了し初戦で俵原が制し1勝、負けはリリーフ失敗でMasashiに1敗。山﨑にはセーブが付いた。
◎ヒーローインタビュー
山﨑「大事な初戦でしっかり自分の野球ができました。これからもっと良いプレーを続けて熊本の被災者に笑顔を与えたいと思っています。今日もたくさんの応援ありがとうございました」とコメント
○勝利:俵原1勝0敗
●敗戦:Masashi0勝1敗
Sセーブ:山﨑1S
本塁打:なし
観衆:28718人