ヤマトシロアリの羽アリ発生時期となり、県内各地よりご相談 調査 駆除対策に追われる日々となりました
4月から5月にかけてのみ、発生するヤマトシロアリの羽アリです、これは新しい巣を作るための結婚飛行であり、
群飛と呼ばれ、住人様からのスプレー殺虫剤などから運よく逃げきり、
地上に降り生き残った雄雌がカップリングして営巣し新しいコロニー(集団)が作られていきます。
見かけた場合は、ヤマトシロアリによる食害(土台 柱 床組材 梁 桁など)の可能性がありますので、
確実な調査をし、必要であれば対策を行うべきです。
甲府市内の木造在来工法住宅です、室内より羽アリも発生しました、
床下を調査してみると土台箇所に水分がたくさんありますが、
水道管より、わずかですが漏水していました、土台(木材)は、泥土状態です
活動中のシロアリの姿も当然あります
甲斐市の住宅でも、風呂場入口付近より水が床下の土台などに回っていました、
シロアリにとって水分が多くあることは好都合です、
床下土壌の水分を運びながら蟻道を構築し木材に到達し食害してきます、
水分を多く含んだ木材は、シロアリにとって好都合なのでコロニーもたくさんになり食害していきます
山梨市では、8年ほど前に駆除対策した基礎断熱住宅を再度点検しました、
基礎立上り箇所と土間コンとの隙間より侵入していたヤマトシロアリを、
発砲ウレタンを剥がし、駆除しMCブロック対策を行ってあります、
再度点検ができるように工夫しておきました。
結果は、コロニーは完全駆除、MCブロック施工の状態も問題ありませんし、
新たな侵入形跡はありません。