https://www.immunooncology.jp/patient/mesothelioma/ch01.html


私の父親は5年前に
希少癌  中皮腫で亡くなった。
(アスベストを吸い込んだ為)

自営業だった父親が
どこで吸ったのか

母親に
聞いてみた。

車のエンジン部分に
石綿をつめていたらしい。

あ、小さい頃
工場で綿みたいなのを
無動作にちぎってたの
見たな。
あれか。。。


父親は、農業もやっていて
身体つきは細マッチョ
健康体。

86歳になり
3年ぶりに町の検診を受けた。
そこで引っかかり大きい病院行くよう言われ
検査ばかり。
最終検査の結果は、内臓に沢山転移。
余命半年。


針生検を怖がったり
抗がん剤治療をやりたいと
体力ないのにチャレンジして断念し
気力も体力もさらに低下する。

次女姉と甥っ子(長女姉の子)と私の3人で
外出許可が出て
喫茶店に行き
父が珍しくドライブしたいと。
その時の写真🤳
父は助手席で黙って海を見ていた。

この写真は大事な父との思い出

帰り
大好きなホームセンターへ
杖を突いて歩いていたけど
辛そうで、ホームセンターの車椅子を借りた。
次女姉が車椅子乗る⁉️と聞いても
「いらん‼️」と言ったのにねー
私が
「お父ちゃん、車椅子タダで借りれるから大丈夫、乗って好きなの見ようよ」
頑固親父
頷くほっこり
私が車椅子をついて回った。
油指しを1個買った。
父は、もう自宅に帰れないのに。
嬉しそうに病室に持って帰った。

意識がなくなって
数週間
病院から、もうあまりもたないと電話。
痰が詰まり苦しそうで
胸の片方だけ、おっぱいのように膨れ上がり
足が🦶紫色になっていた。

次女姉と2人で泊まった。
次女姉
「お父ちゃん、私らが看取るからね」
頭を撫でながら言った。

次の日の夕方
私も姉もこれ以上、仕事を休めなく
渋々帰る。

次の日の朝
父は空に召された。

父らしい。