朝起きて、カーテンを開けると日の光が暗い部屋に差し込んできます。
人は、夜寝て、朝起きて、光と共に生活しています。

不夜城の都市部であっても、光があるから人は昼夜逆転しても生きていられます。

生きていることは、生かされているということでもあり、切っても切り離せません。

人がつくりあげてきたもの、自然が提供し続けてくれているもの。
どちらも、愛であり、恵みです。




環境、という言葉をよく聞きます。
自然は、人にとって、生きていく環境の一部でしょう。

自分を取り巻く世界を、ただの日常の景色としてとられるのは、忙しい人々ばかりの世の中では、仕方ない事なのかもしれません。

でも、夜暗いと電気がついて、寒いと暖房をつけられるのは、電気を供給し、設備を整え、点検し、守ってくれている人たちがいるからです。

同様に、朝、カーテンを開けると光が差し込み、植物に光合成をさせて酸素を作らせ、地上を温め、この地球を照らしてくれているのは、太陽です。

精霊たちは、どちらの働きの尊さも、感じて欲しいと思っています。

「あるがない、ないがある」
これは、魔法の言葉です。

色即是空、空即是色とも似ていますが、もっと単純な意味合いになるかもしれません。
蓮花の花が開いたり、閉じたりする歌のほうが、魔法に似ているかもしれません。

この魔法の言葉を、端的に示すならば、あると思っている物が、ある日突然なくなって、ただそこに「あった」働きに対して、自分にとってないと困る、どれほど大事な物だったか気が付く、ということ。

人にとって、いつの世も、その最も衝撃的な気づきは、命にかかわるものかもしれません。
隣にいてくれる誰かの命は、永遠のものではないものです。
また、生きるために必要な、居、食、住が、満ち足りているというのは、当たり前ではないのです。

今、自分の命を支えていてくれるものを、数えてみましょう。

そこには、大勢の人たち、そして限りないように見える自然からの恵みが、見えてくるはずです。

目に見えない精霊たちは、いつだって、人々の働きを尊いと感じ、人々に恵みを与えることを、誇り、喜びに感じてます。

目に見えない場所にいるからこそ、人々が意識にあがらせることのない、真に尊い働きについて、想い馳せられるのかもしれません。

精霊たちは、あなたが生きていてくれることに、ただただ、感謝しています。
あなたが何者であっても、なくても、あなたがあなたでいてくれていることが、尊いのだと、魂の芯の部分から、理解している存在です。

なので、この感謝という感情で、精霊たちからの愛や恵みをもっと、感じたり、もらったり、するように生きることも可能です。

朝の太陽の光に感謝。
今日のご飯に感謝。
ごみ収集の人たちに感謝。
お気に入りのおやつに感謝。
両親に感謝。
眠れることに感謝。

生きていること、生かされていることに、感謝。

 



あなたがそういう感情を持ち得るとき、精霊たちは感動と喜びでいっぱいになります。
そして、あなたに感謝します。

あなたがここに「ある」ことに、最大限の感謝の意を持ちます。

精霊たちは、人にとって、生きると積み重なる、苦しみや、喪失、痛み、心配、ストレスなどが、日々、どんなに重いものかを、共にいて感じているから。
それを超えて、今ここにあるものに感謝できるというのが、どんなに尊いことなのかわかるのです。

もしよかったら、あなたを生かし、支えている、この地球や、自然に感謝を向けてあげてください。

感謝のできるあなたに対し、精霊たちは、小さな奇跡の積み重なりという技を駆使して、もっとたくさん、あたたかい感謝に包まれる出来事が、あなたに引き寄せられるように、助けてくれるでしょう。

今日も命を支えてくれている知らない多くの人と、身近で愛をくれる人たちと、そのすべてを支えてくれている地球や宇宙に、感謝をこめて。
精霊たちと共に。

読んでくださり、ありがとうございます。