感覚、感性の豊かさが、精霊たちをあなたのそばに存在せしめる土台だとしたら。

意識を向ける、意識を使う、というのは、焦点をしぼって彼らを感じ取り、彼らと交流を深める指揮棒のような役割をします。

今この瞬間、何を意識して生きているのか。
その選択の連続が、あなたという人生の物語の語りの部分、そして、その未来に向かう方向性になっていきます。
何を意識して生きているか、立ち止まって振り返ってみるのも、自分を知り、愛していく手がかりのひとつです。


精霊に意識を向ける、と言われても、どこにいるかもどんな姿かもわからないのに、難しいでしょう。

目を閉じて、自分自身の命の温かさを感じられますか?

そのまま目を閉じ続けて、その命の温かさに見合った色を付ける想像をしてみてください。
あながた、イメージ世界で自分を意識していることを、周囲に示すことになります。

精霊たちは、現実よりも、イメージの世界に近い場所にいます。
あなたが精霊の存在を感じたい、と願ってさえいてくれたら、精霊たちは喜んで存在を示そうとします。

あなたのイメージした色に、寄り添うような光が、きらきらと見えてきたら、それがあなたを守る方々や、精霊たち。
特に、純粋な強い光で、小さな粒のような大きさのものが、精霊です。

 



イメージ世界で、彼らの光を認識できたら、目を開けて、今度は見えた精霊の光をイメージして、心でもいいし、口に出してでもいいので、語りかけてみましょう。
できたら否定的な言葉ではなく、ありがとう、や、あなたのことをもっと知りたい、というような言葉かけをすると、とても喜ばれます。

精霊たちはその言葉に応じて、光を強くして見せたり、うれしそうにあなたの周りを飛び回るかもしれません。

このイメージ方法は、自分の部屋など落ち着ける場所や、山や海や湖や森や草原など、気持ちのいい自然がある場所、お気に入りの自然のある場所で行うと、よりいっそう、うまくいきます。


精霊たちを光で認識できるようになると、ふとした瞬間、本当の姿を視せてくれるときがあります。
見え方は、人それぞれなんですが、

・脳裏にはっきりと、鮮明な姿が見えるタイプ。
・イメージを通して、まるで二次元のイラストのような、絵に近い形で見えるタイプ。

の、どちらかが主流です。

また、名前を教えてくれることもありますが、彼らは多次元に存在できるために、一つの語が、幾重にも違う音を持ち、まるで短い音楽のように聞こえます。
それを脳裏で全く同じように繰り返せれば、魔法上の契約をしたのと同じことになるのですが、はじめのうちは聞き取りすら難しいです。
聞いた音に近い語をあてはめて呼んであげると、それで十分通じますし、それ以降、その名前を呼べば、いつでもどこでも、現れて助けてくれるようになります。



こういう交流は、魔法と呼ぶなら、魔法なのです。
異次元の存在である精霊を、自分の意志で呼べるようになったら、「魔法使い」と名乗っても精霊たちは笑いません。
精霊世界の調和を理解する、大切な仲間、友として、すでに受け入れられているからです。

今日は少し、ステップアップしたお話を書きました。
精霊たちの愛を感じられる人が増えたら、私もうれしいので。


精霊たちと、共に祈りながら。