精霊は、ふつうは目には見えません。
見える人もいます。でも、みんなに見えるわけでもないので、今の世の中、いても、いないようにされてしまうもの。

彼らは、存在することが役割であり、お仕事です。
「いる」だけで、調和の一部であることを体現しています。

また、その役割を持っているのは精霊たちだけではなくて、あらゆる存在は本来はそうである、という深い自覚と共にあります。

生まれ落ちて、ありのままではいられない。
何かにならないと、生きていけない。
存在していることを、否定されてしまうし、自分でも否定的になってしまう。

そういう状態の人間を見ると、悲しくなり、なんとか、気持ちに寄り添おうと願うそうです。


精霊たちのなかでも、特に、花や樹木、あらゆる植物の精霊たちは、そういう気持ちが強い。
植物の精、ドリアードたちは、否定的な感覚をやわらげ、心の傷を癒し、ありのままそのままのあなたが大好きだと、愛を分けてくれるエキスパートです。

 



生きることに疲れたり、否定されたり否定したり、そういう苦しみがあるときには、植物の力を頼ってみましょう。

一番いいのは、樹木や植物がたくさんある、調和のとれた自然の中にでかけてみること。
いきなり精霊の姿が見えたり、声が聞こえたりというのは、難しいかもしれません。
でも、彼らがそこに「いる」ということを信じていてくれたら、小さな奇跡を、あなたに贈ることができます。

立ち止まって深呼吸したら、木漏れ日に包まれたり。
自分を中心にして強い風が吹いて、地面の葉を巻き上げ、紙吹雪のように舞ったリ。
葉擦れの音が、まるで拍手や、応援しているように聞こえたり。
珍しい動物が、近くにいるのを見たり。
散策の最後に、美しい水源に出会ったり。

森で起きる心躍る出来事は、どれも、精霊たちがあなたを愛し、歓迎しているサインなのです。
「いる」という証拠を、あなたの心に寄り添って、喜ばせようと頑張ることでなんとか示そうとします。

もし、森に行くのが難しいようであれば、ひとつでもいいから部屋に観葉植物を置いて、お世話をしてみてください。
精霊が宿っているイメージをすると、人間のイメージ能力にはすごいパワーがあるので、どんな小さな鉢植えにだって精霊は棲みつけます。
小さな、あなただけの癒しの精霊が、ちょこんと鉢植えで微笑んでくれます。

植物の精たちの思いやりをこめて作られているような、アロマオイル、ハーブ、オーガニック系のケア商品などを使って、植物の力や、自然を感じ取ることを意識すると、疲れた心が精霊たちにつながって、癒されます。



木の建物が、なんともいえないあたたかさを持っているように。
植物の精霊たちの心は、あたたかく、やさしく、自分を犠牲にしてでも愛する存在を助けようとする神聖さに満ちています。

彼らが「いる」ことを、どこかで信じること。それを楽しむこと。
それが、精霊たちから、意識的に癒しを受け取る大前提になります。


癒しを必要としている人が、今日も精霊たちの愛と共にありますように。