落ちのびた武将巡り | 明石全登の墓-2 - 2つ目の墓があった！山内家に匿われ生存 | 地図付

「武るる　日本全国の武将と城の旅。ときどき観光とグルメ」
落ちのびた武将たちをめぐる旅～明石全登（あかしたけのり）の墓-2を紹介します。
これは、ドラマ真田丸で活躍した武将のその後を追う戦国ロマン企画です。
真田幸村の墓、豊臣秀頼の墓-1、豊臣秀頼の墓-2、木村重成の墓、後藤又兵衛の墓もご覧ください。

人物名	墓のある施設	住所
明石全登	五台山のみかん畑	高知県高知市五台山

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明石全登の墓は五台山のみかん畑の中にあります。
発見難易度★★★★★＋★★
五台山に車で登る道が分からず、民家の裏側から階段で登りました。
※みかん畑ですので、目印もなく、地図のマークはおよその位置です（そんなに誤差はないと思います）
以下の写真をもとに訪ねてください。
お墓のある周辺にみかん畑があり、そこに通じるように舗装された道路がありましたが、どこから上れるのか分かりませんでした。
山麓にも停められるような場所はなく、遠く離れた田んぼの脇に停めさせてもらいました。

2つ目の明石全登の墓です。
ここはかなりマニアックだと思いますよ
明石全登の経歴等は香北町にある明石全登の墓をご覧ください。

このお墓を発見するのはかなり大変でした。
事前情報では五台山の「小倉少助と三省親子の墓」のさらに上にあるということしか分からなかったので、まず近くまで行き、「小倉少助と三省親子の墓」を山麓の方に訪ねました。
「小倉少助と三省親子の墓」はご存じで、お墓へ登る階段を教えていただきました（五台山へ登る道は何箇所かあるみたいです。下りはすんなり階段で降りる道がありました）
階段を登ると途中から道がなくなり、プチ神君伊賀越えを味わいながら、なんとかお墓へたどり着きました。
この山には所々にお墓があるので、「小倉少助と三省親子の墓」を見つけるまでがまず大変でした。

山の上部、開けた所に「小倉少助と三省親子の墓」がありました。
この、小倉少助と三省という人物、土佐山内家2代当主・山内忠義と家老・野中兼山の信任厚く南学を広め、林業や開墾に尽力し、土佐の発展に貢献しています。
周囲には小倉一族の墓などがありますが、明石全登の墓らしきは見つかりません。
事前の情報「小倉少助と三省親子の墓」のさらに上にあるということを思い出し、「小倉少助と三省親子の墓」の奥の左側からさらに上へと進みました。

すぐに山の一番上に出たのですが、一面みかん畑で所々にお墓が見られるものの、明石全登の墓は無く、ただひたすらみかんの木の茂みなどを散策…。
人なんて全くいないですからね、聞くことも出来ず途方に暮れて帰ろうとした時に、やっと発見する事が出来ました
いやーホント大変でした1時間ぐらいは探したでしょうか。

こちらが本物明石全登の墓
さて、明石全登の墓ですが、香美市香北町に墓があるのに、なぜここにも墓があるのかが疑問でしたが、墓石の裏の由緒書きを見て納得しました。
由緒書きによりますと、「大坂の陣で敗れ、土佐の現・香北町に落ちてきた。家族を香北町に残し、全登は土佐の山内藩家老・小倉政平（小倉少助のこと）を訪ねて山内藩に匿われ、系図には所在不明として天寿を全うし、小倉家の計らいによりこの地に葬られた」とありました。
この墓は昭和47年に建立されたようです。
ということで、明石全登が埋葬されたのは、小倉少助の墓がある五台山で、香北町にある墓は分骨か、あるいは一族の墓ではないかと思われます。

なんか、大発見をした感じで興奮しました

小倉少助と三省親子の墓。
左の2基が三省夫妻のもので、右の1基が少助のもの。
明石全登の墓は、左奥の墓の裏側をさらに登った所にあります。

小倉少助政平の墓。
この人が、明石全登を匿ってくれたんですね。

ここです
この矢印の所にあります。
いやー迷った迷った(・・。)ゞ
この写真を参考に訪ねてくださいね。

明石全登の墓全景。

明石全登の墓。
この墓は「夫妻の墓」となっていますね。

墓石の裏に由来が書いてありました。
家老小倉政平を訪ねて山内藩…というのが読めると思います。

明石全登の墓がある高台から眺める。

いやー満足、満足(*^ー^)ノ


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