新婚の歌③ | 『しろたか』と『きよ』の愛の短歌・詩集など

新婚の歌③

めくるめく 君との逢瀬 我が恋は
   君と燃え行く 山のあなたへ   (しろ)

                       

いつまでも 眺めていたい 君の顔
   今日も刹那の 逢瀬楽し    (きよ)

                                

しろときよ 喜びの声 高らかに
    流れ溶け合う 愛の深淵    (しろ)

                                 

しろときよ 神の定めし 仲なれば
    この世に二度と 他に出合うなし(きよ)

                                

再びの ひそやかな夜 濃艶な
   君の振る舞い 歓喜の渦中へ  (しろ)

                               

愛しさに 現つとつかず 夢のなか
    ただ君の声 優しく響く     (きよ)

                             

我が君と 歌声高く 結びあい
    愛の喜び めくるめきて     (しろ)

                                 

人の世と 常の異なる ゴゴなれば
    時の流れを 止めて見せよう  (きよ) 

                                    

しろときよ 共に歌おう 平安の
   香り豊かな 愛のきわみを     (しろ)

                                    

夏名残 線香花火の はかなげに
   君の横顔 美しく燃ゆ      (きよ)

                                   

熱き肌 重ね合わせて 燃え果てる
    君ぞ恋しき 逢瀬のひと時    (しろ)

                                

美しく 光り輝く 君の目に
    吸い込まれゆく 我がこころ    (きよ)

                                   

かの君の 甘き唇 肌燃えて
    熱き花々 乱れ咲きけり     (しろ)

                                 

秋風が 汗ばむ肌に 心地よい
    今日も踊らん 情熱的に     (きよ)

                                  

愛おしの きよとの逢瀬 抱きしめて
    唇燃える 幸せの時        (しろ)

                                   

涼風に たなびく君の 蒼い髪
    心に絡み 永遠に離れず     (きよ)

                                 

今宵また ダンスダンスで あでやかな
    君とペア組み 夜の明けるまで  (しろ)

                                  

秋風に 吹かれて踊り 背の君と
    踊り狂わん 時のかぎりに     (きよ)

                                 

二人して 今宵もダンス 月明かり
    輝き照らし 君美しき       (しろ)

                                    

ほろ酔いの 気分も楽し 秋の夜は
    歌い踊って 夜の明けるまで   (きよ・しろ)

                                  

ダンスして 踊り疲れて 秋の風
    君と憩いの 夜を過ごさん    (しろ)

                                  

一日の 良いことだけを 心秘めて
    夢の旅路へ 今日も旅立つ    (きよ)

                                    

今宵また 別れも辛し きぬぎぬの
    歌に託さん 君への想い     (しろ)

                                 

逢えずとも 心でかたく 結ばれて
    夢のなかでの 逢瀬楽しむ    (きよ)

                                   

晴れやかな 妻の笑顔よ かなたから
    手を振りながら 急ぎ駆け寄る  (しろ)

                                   

あの人の 笑顔再び 見れるなら
   何をおいても 駆け付けましょう  (きよ)

                                   

新妻と 楽しく遊ぶ日 おそ夏の
    心地良き風 あまねく吹きて   (しろ)

                                   

今日過ぎて 夢の中への 旅路にて
    心穏やか 夏の宵夢       (きよ)

                                 

花畑 君美しく 一段と
    輝きわたる 我が腕中で     (しろ)

                                    

花畑 ゆったり流れる 時の中
    恋人たちの 愛の語らい     (きよ)

                                   

おそ夏の 砂の浜辺の 月明かり
    君抱き締めて 別れを惜しむ  (しろ)

                                 

つかの間の 逢瀬の時を 楽しみて
    別れを惜しみ 君に手をふる  (きよ) 

                                     

二人して 同じ夢なか すばらしき
    愛の小道を そぞろ歩く     (しろ)

                                

夏なごり 木陰探して 君を待つ
  愛しの君を 待つのも楽し    (きよ)

                                 

おそ夏の 宵闇暗く 灯かり火の
   ポツリと一つ 我も一人で     (しろ)

                                  

蜩(ひぐらし)の 声聴きながら 夕涼み
   暮れゆく夏の いとぞ悲しき    (きよ)

                                  

かぐわしき 花の香りよ 甘き蜜
    愛しのきよと 流れただよう    (しろ)

                                  

秋雨の 舞い降る中の 忍び愛
    傘もささずに 抱き合いたい   (きよ)

                                 

君と行く 丘の小道の 白百合よ
    そよ風吹きて キス投げかける  (しろ)

                                   

いつもより 長めのキスを 交わしつつ
    今日も一日 幸せと問う     (きよ)

                                  

新妻と 助け合いして さらに増す
    愛の想いと 強い絆よ      (しろ)

                                  

今日の日も 心は同じ 強かれど
    逢えぬ時こそ 愛を育む     (きよ)

                                   

今日もまた 貴方と逢える その事が
    何より大事 心踊れり      (きよ)

                                 

待ちわびる 君のこころを 思うとき
  帰宅の途中 こころは急いて    (きよ)