入院生活も落ち着いてきて退院も視野になる頃に主治医から退院、自宅生活を見据え心臓リハビリを退院するまでにしましょう、となりました。
すぐにリハビリ室で本格的なリハビリをするはずもなく段階的に始まりましたね。
まずはベッドで座り軽い首や肩、腕、足踏みや立ち上がりとかの軽体操みたいな感じ。ただ要所要所でマメに血圧測定を。
動くたびに血圧把握しながら心拍数による心臓負荷とその体力確認でした。
始めた頃はびっくりするほど体力低下に自信すらなくしてました。
はあ、こんな動きするだけで息があがるなんて。こんな弱い心臓で生きていけるんだろか?働けるんだろか?って不安にもなりましたね。
回数増すごとにリハビリ内容も変わりました。廊下の徒歩やその距離増加、一番つらかったのは……
階段の上下歩く事。
始めた頃はすぐに動けなくて。
リハビリの先生からもみんな階段昇降が一番つらいですから、慌てずにマイペースでと優しい声かけに思わず泣きそうになりましたね。
自分のこんな弱体化した身体に情けなくて情けなくて…
最終目標の自転車こぎ!にトライもしました。
こんなん、大した事ないじゃん。って軽い気持ちでいざ。
年齢的にまだ自分は若い為か、心筋梗塞起こされるのも大半 高齢の方々らしくて。でも段々 ペダルが重くなって。
ある重さになると急に心臓が苦しくて。
リハビリの先生からは、
これが今の心臓の限界なんです。これ以上 負荷をかけれないです。
これから段階ごとにペダル重さも増やし、時間も増やしますと。
この自転車漕ぎリハビリもこなせて、晴れの退院を迎えたのでした。
ただ退院した当初はやはり自宅の階段昇降は無理?途中で立ち止まりの繰り返し。あと急に立ち上がりや床の落とし物とか、かがむ動作してしまうとすぐに血圧変動に心臓負荷ダウン↓動けなくなり休憩約15分から30分で復活の繰り返しでした。
同じようなリハビリされた方々もおられるかとは思いますが、ホント 普通の日常生活動作が問題なくできる事は幸せなワケでして。
そんな当たり前のような事ができない事へのストレスは計り知れない、また本人にしかわからない苦しみでもありますよね。
は〜い、リハビリに関してはこの辺で。