先日、あるイベントで一人一人が今伝えたい事を発言する時間があったのですが、
その時私が話したこと。これは度々ブログや講座でも話している事でもあります。

「Doing」ではなく「Being」 。
何かができないと存在価値が無い・・・ではなく、
何もしなくてもただ存在するだけで価値があるという事。

いのちとはそういうもの。  存在している事自体に価値がある。
しかしながら、何かをしていないと認めてもらえない恐怖心を持って、気がついたら「自分以外の何者か」に
なろうとしてしまう事が多いんですね。

例えば、遅刻しちゃうだとかそういうことが焦りの原因なら、まぁともかく急いだ方がいいけれど、
理由のはっきりしない焦りや、~しなくちゃ!とか、~でなければならないとかを感じた時は、
自分の内なる心にこう尋ねてみるといいと思うんです。

「何者かになろうとしていないだろうか?」
私達一人一人、お仕着せの常識や固定観念からではない本来の自分として生きようとします。
意識してようがいまいが。

それは自分に正直である事。誠実である事。
自分ではない自分を生きていたら、よりよい影響を他者にしていくことはできないと思うんですね。
自分が自分として輝いている事が他者への貢献に繋がるのだと。

それは1人で生きられるとかそういう意味ではありませんよ。
みんな、誰しもが「足りない部分」を持っています。 持っていてこその「完璧」です。

「足りない部分」があるからこそ、誰かがそれを補い、こちらはまた誰かの足りない部分を補うという
相互関係が生まれて、そこに学びや気付き、進化や発展、が起きるからです。

自己認識、自己探求の中で、自分に足りていない部分を認識するのは嫌な事かもしれませんが、
そこはひとつ謙虚になって学ぶ姿勢を持てばいいのだと思います。