*サウスダコタ~パインリッヂ居留区オグララ・スーの聖地で過ごした魂の旅日記 PART 2は2008年に別のブログに掲載していたものをアメーバ移行に伴い、再編集しておとどけしています。
ラコタ滞在記Part2-5:霧の山~Devil's Tower、Crazy Horse Memorial~

予定は未定。風任せ運任せの旅ではあるが、一応大きなアウトラインとして予定がないわけではない。ベア・ビュートは予定の一つであったし、またこれは最優先事項でもあった。

初日はベア・ビュートとデヴィルズタワー、二日目がジュエルケイヴとクレイジーホースメモリアル。
当初、居留区に入ってからの予定としてはビーズワークの師匠宅訪問、パウワウ、ラコタの父ホワイト・サンダーと再会すること・・・の三つだけだった。ところがいろいろ起きたのは前回の旅と同じで、それに関しては以降長々書くことになるわけで・・・・・。

ひとまず今回の話はデヴィルズタワーとクレイジーホースメモリアル。

デヴィルズタワーに関しては特に記述するまでもないが、今回どうしても行きたかった理由の一つが「録音」である。
前回訪れた際にこのデヴィルズタワーを周回している時に聞こえた独特の風の音が忘れられなかった。そのため今回は録音装置持参(ローランドの高感度マイクのついた機械)である。 

ところでベア・ビュート下山途中に50人ほどのパインリッヂ居留区の小学生、中学生達とすれ違った。いかにもインディアン風の先生と思しき人に声をかけると、どうやら課外授業でラコタ・カルチャーの勉強の一環らしい。現在、50歳未満の人々のラコタ語をは話せる確率は皆無に等しい。そのため時折こういった特別授業を行うのだそうだ。

さて、ベア・ビュートの後、近くの町でランチのためランチビッフェをやっている中華料理店に入った。どんな小さな町でも一件くらいは中華料理店がある。日本で食べるのに比べれば種類はそれほど多くはないが、なかなかおいしかった。食事を終えて店を出たところ、通行人のおばさんが空を指差して言ったのが「It's UGRY!」である。

これから向かう方向には黒々と重そうな雲がある。風の強さからしてじきこっちにやってくる感じはあるが、どのみちこの先へと行かなければならないので車で向かったわけだが、そこで遭遇したのが雹。

ベア・ビュートにいた時とはまったく異なる天気だが、時間の経過によってこの雲はベア・ビュート方面に向かっていく可能性が高い。先に行っておいて良かった!!

現地に到着すると雨こそ降っていないもののデヴィルズタワーには妖艶に雲がかかりはじめていた。これはこれでなかなか良い雰囲気。前回とは逆ルートでタワーの周辺を散策する。季節柄青々とした松の森を歩きながら、木々の間を吹き抜ける風の音が一番良く聞こえる場所で一休み。録音には鳥の声も入っていて聞いているだけで森林浴できそうな感じもするが、肝心の風の音はそれがそうなのかどうか・・・?微妙だった。

途中、雨に濡れた鹿が一匹現れたので慌てて撮影。しばらく何かを探しているような仕草をしつつやがて去っていった。

帰り道、プレイリードッグがいっぱいいるエリアで停車。前回より増えてる・・・。 普通プレイリードッグは巣穴の周辺で二本足で立って警戒しているのが一匹くらいいてもいいはずが、今回こぞって食欲旺盛っぷりを丸出しにしてて、近付いてもどこ吹く風といった感じ。見ていると非常にかわいいが、繁殖力旺盛なため一気に増える。地域は保護されている区域なのでいいのだが、プレイリードッグの増殖によって畑が荒らされたりする関係上時に人間にとっては害獣になり得る動物。大きさはモルモットより少し大きいくらい。

翌日のジュエルケイヴからクレイジーホースメモリアルに向かう途中ではワイルドターキーの雄が一匹歩いていた。
時期は繁殖期ではないので、雄が一匹で徘徊するのは珍しいとのこと。ターキーの雄は何しろ色がきれいだ。赤い頭はもちろんのこと、長いしっぽのブラウンのグラデーションがとてもきれいな鳥である。繁殖期では翼や尾羽を目一杯広げて求愛ダンスをするそうなのだが、残念ながら羽を広げる姿を見ることはできなかった。

居留区へ向かう途中に寄ったクレイジーボースメモリアル。今回はクレイジー・ホースの像に雲がかかり、メモリアルの周回バスで山のふもとまで行ってみたものの、顔が全く見えなかった。とはいえ、二年前に比べてはたしてどこが進んだのか・・・? なにしろこの巨大な山での彫刻をたった7人で行っている。だが、昨年あたりにダイナマイトを使用して一部の岩石が取り除かれたらしく、着実に進んでいることは確かである。

マウントラッシュモアの大統領の彫刻に負けない世界一の彫刻を作るため、1949年にマウントラッシュモアの彫刻者の一人だったコルツッアック・ジオルスキ氏が当時のラコタ酋長スタンディング・ベアとの約束の元この作業が始まった。約束どおり合衆国からの援助金を拒み続け、それは今でも続いている。メモリアルの入場料など収益金の一部が彫刻の作業に使われており、そのため資金不足で何度も作業が中止したりもあったが、現在ここはアメリカでは結構有名な観光地になっている。ちなみにコルツァック氏は白人である。

コルツァック氏の娘さん達が経営するここのレストランが非常に人気があり、今回もぎりぎりで予約を入れたことで入れたくらいだ。アメリカ全土からここの料理を食べにくるという評判で、天候不順にも関わらず大盛況だった。コルツァック氏の奥様がちょうどランチに顔を出しており、その温和な笑顔を拝見することができた。
前回きたときはインディアン・タコスを注文したが、今回はバッファローバーガーを注文。

バッファローの肉はローカロリーで、臭みもなく、ヘルシーフードとして人気がある。ただし油っこさがない分ぱさぱさ感があるのでバーガーにするかジャーキーかシチューが食べやすい。

クレイジー・ホースは日本でこそあまり知られていないが、アメリカでは有名なインディアンの戦士の一人。
その非業の死は「フォートロビンソン州立公園~クレイジーホースよ永遠に~」に記していこうと思う。

ランチを終えてお土産を買うためメモリアム奥のエデュケーションセンターヘ。ここには全国のネイティヴ・アメリカンのアーティストがジュエリーなどを販売しにやってくる。 今回はオクラホマ州の居留区からチャクソウ族、アリゾナ州の居留区からナバホ族の人達が手作りのジュエリーなど持ち寄って販売していた。私はチャクソウ族の人からバッファローの骨とターコイズをあしらった彫刻のネックレスを購入。 入り口にかかっている数多くの部族旗の中から紫色の旗を指差し、「これがチャクソウ族。俺の部族の旗だよ」と紹介してくれた。 

チャクソウ族はチェロキー族などと同じようにフロリダ方面(東南)の部族だった。彼等の祖先が東南部から中部オクラホマ州まで歩かされた道のことを『トレイル・オブ・ティアーズ(涙の街道)』という。

長い道のりを餓えと乾きと病気に苦しみ、次々と死んでいった人々を路肩に埋めながらひたすら歩きつづけた道のことである。ネイティヴ・アメリカン・フルートでもよく演奏される「アメイジング・グレース」は黒人奴隷輸送船の船長だった男が輸送中に嵐に遭い一命を取り留めた際に神に感謝して作った曲だそうだが、この曲をトレイル・オブ・ティアーズを歩き続けるインディアン達がお互いを励ましあうために口ずさんだらしい。

部族の大小問わず、祖先達は苦しい思いをしながらそれでも伝統を守り続けてきた。全国の居留区からここに集まるネイティヴ・アメリカン・アーティスト達はそれを誇りに思っているのだという。

クレイジー・ホースの彫刻に関しては自然に手を加えてまでやる必要があるのだろうか?と賛否両論ではあるが、ここは全国のインディアン達が集い、文化交流をしている。やがて全国のインディアンの為の学校、病院、イベント広場などが完成していくだろう。

*ビーズの師匠宅訪問~Yellow Thunder~につづく

 ★☆★アルカディアは心と魂のケアサロン&スクール★☆★
  人生に行き(息)詰まった時はここにきて、一緒に答えを見つけていきましょう

2月のご予約受付中 1月は満員となりました
新年『開運グッズ』新着でプレゼント!観音菩薩や大黒天の開運カード、または
お財布に入れられる!タイガーアイのカエル(お金がかえる)♪

アロマセラピーメニューにホットストーンが復活!新アロママセッション各種
ヒーリングメニューが一新
☆メディスンタッチ(R)・ヒーリング☆

★受講者募集中のセミナー(全講座、セミナー再受講を割引価格にて受講できます/ワンデイ除く)

レイキ勉強会2012年 1月26日 レベル1(受講者募集中 残席2名)、  2月9日 レベル2(受講者募集中) 1月19日(木)ワンデイワークショップ『神聖なるギフトの香りミストつくり』 (増席しました。残席1)
春期アロマセラピー講座:2012年度は3月から隔週木曜日の連続開催です。*クリスタルボウルによる浄化とヒーリングのミニ演奏会付きを予定 演奏会には浄化したい天然石などをお持ち下さい。ピカピカになりますよ!
「エナジーワークwithアロマセラピー講座」 (受講者募集中 残席2)
「サトルボディアロマセラピー講座」    (受講者募集中 残席4)

アルカディアからの年賀状をお持ちの方は、年賀状を割引チケットとしてお使いいただけます(3月末まで有効)
*詳しくは年賀状をご覧下さい。  

facebookのチェックイン割引も継続いたします(年賀状割引との併用はできません)

普段、月間サービスメニューにならないノーブルサイエンス・ベーシックセッションも割引価格で受けられるチャンスです!!
誕生日、誕生時間が分かる方はぜひこのセッションを♪  一生に一度の貴重なセッションになりますよ!!

◇ メールマガジン「ARCADIA Holistic Healing Magazine」ご登録はこちら『ARCADIAHolistic Healing Magazine』アルカディアの最新情報やスピリチュアルコラムがご覧になれます。アルカディアのオフィシャルサイトトップページ右にてご登録・解除ができるようになりました


       人気ブログランキングへ

Facebook、Twitterはじめました♪


     


アルカディア ホリスティック ヒーリング リトリート 

【署名のお願い】自然エネルギー100%と原発の段階的廃止を実現するため「エネルギー基本計画」を変えよう!