サウスダコタ~パインリッヂ居留区オグララ・スーの聖地で過ごした魂の旅日記 PART 1
オグララ・ラコタ滞在記1 第十四章 メディシンマンとは 2部

メディスンマンには、ヒーリングや治療してもらうために会ったわけではなく、グレイ・グラスがどんなことをするのかという詳細も分からなかったが(根掘り葉掘り聞くのも失礼かと思ったため)、結局は内なる自分へと答えは返っていくわけで、簡単なカウンセリングをしてもらったようなものだった。

これでメディスンマンの実態がわかるわけもない。ただ、薬草のいくつかについてや、動物の事、そして彼なりにラコタの精神性を話してくれたホワイト・サンダーの場合、彼はメディスンマンではないが、私からすればメディスンマンだ。
というか、彼の場合すでにカイルという地区の精神的指導者であり、いずれは長老となる人。

そして普通の人の中にメディシンマンはいる。それは自分がその人をどう思うかということなのかもしれないとも感じている。

ちなみにグレイ・グラスだが、実のところ彼は彼がどんなことをしているかを私が尋ねた時、「グレートスピリットからの意志の元で何かを行うため、自分から何かをしているわけではない」と言った。彼の尊厳のために書いておくが、彼が自らメディスンマンであると名乗ったわけではなく、私やTomoさんが「メディシンマンなんですね?」となかばしつこく追求したため、自分のところに来る人々によって「まぁそう呼ばれている」的な答えが返ってきた。
だが、実際にこの土地において誰もが認めるメディスンマンであることは確かだ。

ところで、サンダンスサイトを訪れた時、この土地の地主である人物が私達の車に向かってすっとんでくるという事があった。私は乗っている車の隣に小型トラックが横付けした時、何が起きたのかときょとんとしていたが、Tomoさんが窓を開けた時に見えたその小型トラックの運転手の顔をみてビビった。まるで KISSのジーン・シモンズの様な強面で、私達の車の中をじーっと見ていたからだ。

「誰だ?」
「俺はカイル地区のホワイト・サンダーだ」
「あぁ、お前が。俺はハズ・ノー・ホース」
「あぁ、そうか。サンダンスサイトに客を連れてきただけだ。ちょっと見たらすぐに出ていく」
「わかった」
ホワイト・サンダーとこのノー・ホースの会話はこんな感じだった。Tomoさんはかなり緊張していたらしいが、私はどうもぼけっとしていて、事の仔細が一瞬つかめていなかった。
ちなみにこの会話はラコタ語で行われていた。

彼のことは知り合いか?とホワイト・サンダーに尋ねると
「グレイ・グラスはあっちの丘(サンダンスサイトの隣の丘)の地主で、ここはハズ・ノー・ホースの土地だ。彼もメディシンマンだ。彼の父親もそうだった」
なるほど。ここは部外者立ち入り禁止区域だ。連絡なしに妙な車が入ってきたので確認しにきたというわけか。場合によっては大ハプニングになるところだった。

ハズ・ノー・ホースは先代(父親)もメディスンマンで、ウンデッドニーの墓地にその先代の墓があった。

*ちなみに、この時のメディスンマン/DJ・ハズ・ノー・ホースがグレイ・グラスの従兄弟にあたる、フールズ・クロウの直系(パイプを受け継いだ)のメディスンマン、シドニー・ハズ・ノー・ホースの弟であった事が分かったのは2008年の旅での事だった。

ホワイト・サンダーはカイル地区での精神的指導者で、居留区を国とすれば、カイル地区の村長さん?みたいなものになるのだろうか。以前はベア・ビュート近隣開発の際にデモ行進を率いたこともあったそうだ。一方のハズ・ノー・ホースは今回遭遇した彼ではなく、父親、そして兄の方がメディスンマンとしてよく知られているのだろう。
ちなみにウンデッドニーの墓地の一般区域に埋葬されているのはこの土地の権力者だ。

メディスンマンは一応、聖者(ホーリーマン)と言われる事もあるとは書いたが、キリスト教の聖者の様に全ての人が穏やかな顔つきをしているわけではない。グレイ・グラスしかり、このハズ・ノー・ホースしかり。それに彼等はまだメディシンマンとしては若いだろう。年齢を聞いたわけではないから見た感じでの感想だが、いって40歳代。

何かの文献で読んだが、メディスンウーマンの場合、多くは閉経後にそういった立場になる人がいるというくらいだから、やはり40歳代は若手になるのだと思う。

今までメディスンマンとかシャーマンとして活動している人々の中で、縁あって連絡を取ったことがある人達を考えれば、無償で相談に乗ってくれたというのと、真摯な気持ちでこちらの目的やその態度を明らかにすれば、ある程度は手助けをしてくれた。もちろん、こんなことはメディスンマンでなくともしてくれる人はたくさんいるだろう。ただ、内容がスピリチュアルな事なので、時には「それはメディスンマンに聞いた方がいい」となる。といっても誰でも良いわけではないため、やはり天命に任せた上での出会いを待つしかなかった。

運を天にまかせたおかげか、今回の旅はなるようになったわけだが、自分から探していたらろくでもないのに出会ってしまっていたかもしれない。もっともやってみなかったら分からないことだが。
そして結局は内なる自分からの答えこそが自分の本当の答えだったりもしたのだ。

*サウスダコタ~パインリッヂ居留区オグララ・スーの聖地で過ごした魂の旅日記 PART 1は2006年に別のブログに掲載していたものをアメーバ移行に伴い、再編集しておとどけしています。


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