前回イメージセンサー上のゴミの位置の確認方法を投稿してから大分、間があいてしまいましたが、今回はゴミの除去時に絶対に守らなくてはならない注意点です。
ミラーレス一眼レフカメラの場合は、イメージセンサーが電源OFFでも露出していますので、特に注意は必要ないですが、通常の一眼レフデジカメは、電源OFF時は、ミラーが降りていて、さらにイメージセンサーはシャッター幕で覆われているという点が要注意です。
なぜこの点に注意しないといけないかと言うと、センサークリーニング中にバッテリーが上がって電源が落ちてしまうと、シャッター幕が閉じ、ミラーが降りてきてしまうという事だからです。
もし、クリーニング中に電源が落ちてしまったならば、ほぼ確実にシャッター幕を破損してしまい、修理代が数万円レベルでかかります。
こうなると一昔前のエントリー機なんかは、買い換えた方がましと言うレベルの破損です。
ですので、クリーニングの際は、必ずバッテリーをフル充電のものに入れ替えるか、ACアダプターで電源を供給するようにしてください。
ただ、ほとんどのカメラは、バッテリーの残量が少ない場合は、カメラ側でクリーニングモードに設定できないようになっていると思います。
クリーニングモードは、ミラーがUPしてシャッター幕が開いた状態になりますので、見た目は調度バルブでシャッターを切っているのと同じような状態です。
ただ、見た目の状態が同じだからと言ってでバルブでシャッターを切った状態でクリーニングすると言う行為はあまりにリスクが高すぎますので絶対にやめましょう!
万が一クリーニング中にシャッターボタンから手が滑ったり、バッテリーの残量がゼロになってしまったら、シャッター幕をほぼ確実に破損してしまいます。
ですので、クリーニングの際に、バッテリー残量が足りずに、クリーニングモードが設定できなかった場合は、面倒でもバッテリーをフル充電してから行なうようにしましょう!
私は今までに一人だけシャッター幕を破壊してしまった人を見たことがありますが、その人は結局カメラを買いなおしました。
自信のない人は、そんなことにならないように、自分で清掃しないでメーカーにお願いしたほうが良いかもですね。
2千か~3千円程度でどこのメーカーもクリーニングしてくれると思います。