先日、ミラーレスデジカメを使用している私の友人より、
「日によって、写真の写りが極端に悪い日といい日があるんだけど、何がおかしいのだろう・・・」
という相談を受けました。
私が、
「どんな風に写りが悪いの?」
と聞くと、
「写りの悪い日は、ザラザラしたような、画質の写真になる」
と言う事でした。
私は、すぐにピンっと来たので、別な日に、彼のカメラを見せてもらうと、思っていた通り、ISO感度が、AUTOになっていました。
最近機種はISOの感度をAUTOにしていても、ISO感度の上限を任意に設定できるのですが、その機種は、上限を設定する事ができず、暗いところで撮影したり、極端に早いシャッター速度で撮影したりすると、最高感度のISO12800まで振れてしまうようなのです。
最近の上級機種であれば、最高感度でもそれなりに見れる画質なのですが、一昔前の機種は画質がかなり荒れてしまうものが多かったです。
ちなみに、最近の上級機種は、感度を上げても、それなりに見れる写真が撮れるようになってはきましたが、イメージセンサーの構造上、
「ISO感度を上げるとノイズが目立ち、画質が荒れる」
と言う傾向は、避けられないことです。
ということで、私の友人には、ISO感度AUTO設定を解除して、そのカメラで画質の低下が、ぱっと見た目ではわからないISO800に設定して普段は使ってもらうようにしました。
その後、彼には、
「いつも綺麗な画質で撮れるようになったよ!」
と喜んでいただけました\(●^o^●)/
皆さんもISO感度をAUTOに設定する時は、感度の上限の設定ができる機種の場合は、自分の満足できる画質の範囲内でISO感度を設定するのを忘れないようにしましょう。
ちなみに、私の手元にあるPENTAX K-rの場合、ISO感度で画質は以下のように変ります。
上のサイズのままだと、画質の差が良くわからないと思うので、画像をクリックして大きな写真で見比べてください。