僕は、自分で言うのも変ですが、子供の頃から、少し変わっていると自覚しています。

 なにせ、小学生の4~5年生頃から、好きというか、憧れていた人は、手塚治虫さんの「ブラック・ジャック先生」と、「必殺仕事人の皆様」でしたから・・・
 
そのあと、高校生の頃になると、「ゴルゴ13」にも憧れて始めました。

 ちょっと、歪んだ正義の使者が好きな子供で、それは、今でもあまり変わっていないのかもしれません。

 どの、キャタクターも、原則的には、法外なお金を受け取って、闇の仕事をするのですが、依頼人の事情によっては、無償で仕事を行うことなど、義理・人情があるところが好きな理由だと思っています。

 これは、僕の父親が、高倉健さんや鶴田浩二さんの、いわゆる「任侠映画」が好きで、僕も幼いながら、テレビで一緒に見ていて、影響を受けてしまったのだと思います。
 「義理」・「人情」・「人としての道」・「自己を犠牲にしても、他人を助ける」・「弱気を助け強気を挫く」等々、今思えば、良い方に解釈をすると、ある意味、父親の教育の一環だったのかもしれません。(ちなみに、父親も僕も、その筋の職業ではないので、念のため・・・)
 
 おかげで、今も、僕は、「Vシネマ系」の、任侠系DVD大好き人間になってしまいました。

 また、「自分が正しいと思ったことは、最後までやりとおせ!!」みたいなことも、刷り込まれてしまい、学級会では、クラスみんなと意見が相違しても、僕一人だけが、自分の考えを曲げなかった記憶があります。

 あと、「正義」というものに対して、護るべきものだと思うようになってしまいました。
 何が、本当の正しい「正義」なのかは、今でも自問自答しています。
 
 不動明王様が好きなのも、僕の少し歪んだ「正義」の心なのかもしれません。

「正直者が、馬鹿を見ない世の中の実現」という、夢を持ってしまい、今の職に就いてしまいましたが、まだまだ、「夢の途中」です。

 自分自身の全てが決して、正しい「正義」だと驕らずに、常に客観的に自己を返り見て、本当の正しい「正義」の心を持ち、「自分の信念を曲げないように」、「正直者が、馬鹿を見ない世の中」を少しでも、実現したいと、精進して参ります。

 「夢の途中」ということで、来生たかおさんの歌声を、どうぞ