東大生「彼女らは頭が悪い、と…」強制わいせつ罪で求刑
7日にあった被告人質問で、河本被告は「女性をものとして扱ってしまった」と述べた。
裁判長に理由を問われると、「大学に入って他大学の女性と会うことが多くなった。
彼女らは『自分より頭が悪い』と考えるようになり、相手の気持ちが考えられなくなった」と説明。

http://www.asahi.com/sp/articles/ASJ975HPQJ97UTIL02S.html

東大生が起こした強制わいせつ事件。

上に転載した言葉が全てを物語っていると思う。
小さい頃から、学業を中心とした生活を送っていると、学業とか偏差値という「物差し」でしか自分を測れなくなるのだろう。その結果、自分より偏差値の低い人間に対しては、高圧的な態度をとることを躊躇わない。

社会に出れば、学業以外にも他人の評価となる「物差し」は沢山存在する。学業に秀でていたとしても、必ずしも社会での成功に繋がる訳でもない。

親にとっては、自分の子供が学業に力を入れて欲しいと思うのだろうが、それだけの「物差し」をもたせて社会に送り出すのは危ないと思う。音楽などの芸術やスポーツを通じて、別の「物差し」をもたせて、自分の社会での立ち位置を思い知らせることも大切だと思う。

実るほどこうべを垂れる稲穂かな、という言葉があるが、一つの「物差し」で優秀になったのであれば、他人に対しては、他人が持っている他の「物差し」にも目を向け尊重し、謙虚になって欲しいと思う。

以上、多少の自戒を込めて。
今日、FaceBookを見ていたら、小学生時代の同級生が文章を寄せていた。大体、次のような内容であった。

「人間関係は、腹六分目で付き合うのが良い。親子、夫婦、仕事関係、友人。親しき中にも礼儀あり」

人間関係を腹六分目というのは、書いた同級生のオリジナルかどこかで聞いた言葉なのか不明であるが、なかなか含蓄に富んだ言葉であるように思える。

人間関係で、自分が満足しているということは、実は相手に負担をかけていることの裏返しなのかもしれない。依存しているのかもしれない。

最近、仕事でプロジェクトの関係上、短い納期で他部署に物事をお願いすることが増えている。自分は、自分のプロジェクトがうまく進めば満足であったが、今日、評価面談の席上で、他部署から文句が出ていると聞いた。そのこともあり、この言葉が、胸に残った。

友人関係でも、自分がうまくいっていると思っていても、自分の気持ちを押し付けているだけかも知れない。

案外、満たされず、情に飢えを感じるくらいの付き合いが、関係長続きさせる秘訣かもしれない。

これから、仕事の面でもそのほかの面でも、気をつけようと思う。


今日は、なかなか有意義な一日だった。