学歴と仕事の成果が結びつかないのはなぜか。
自分は世間ではまあまあの大学を出させてもらったが仕事の成果には結びついていない。なぜ学歴と仕事の成果が結びつかないのか。
それはペースの主導権を誰が握るかという問題に関わってくると思う。所謂お勉強は自分のペースで机に向かい自分のペースで進み具合を決められる。前もって定めた目標日迄に終わらなくても誰にも迷惑をかけない。しかしサラリーマンになるとそういうわけにはいかない。たとえ興味の有る分野の仕事をしていても、仕事のペースは上司あるいはチームが主導権を握る。みんなで決めた納期を守り互いに迷惑が掛からないように進めていく。勉強ではペースの主導権は自分が握るが仕事では他人が握る。これが大きな違いだ。
企業の採用面談でチームスポーツを経験してきた人が一人で何かやってきた人に比べて有利なのはそういう仕事の性質に関係しているのかもしれない。集団の中で個を生かす経験が認められるのだろう。
孤独に作業を進められるイメージのある研究職も実際は期日までに成果を出すことが求められ、納期の呪いからは逃げられない。
こうして社会に出る前は、それなりの結果を出したと自己満足していても、いざ仕事となったら思うような成果をだせずにドロップアウトしていく人もいるのだろう。私みたいに。
こういう人たちが救われるにはどうすれば良いのか。私はタスク管理をもっと学ぶというのが解である気がする。この年になっても最適なタスク管理方法を知らないのは恥ずかしい限りだが、自分が自分のプロジェクトマネージャーになって、輻輳する業務の優先度づけをしていく。無理な負荷があれば調整し周りに影響の出ないようにする。
書くのは簡単だが、これまでそういう習慣づけをしてこなかった人にとっては実際はなかなか難しいのかもしれない。
私も今年49歳になった。定年も見えてきたので、なるべく最後まで問題なく仕事できるためには、という事を考えていたらこの雑文になった。多分普通の人はもっと若い段階でこういうことに気づき自分を修正していくのだろう。はっきり言うが私は愚かであったと思う。
Amazonでタスク管理の本を買おう。もう少しだけ頑張ってみよう。