兄弟というインタフェース

もうすぐ、と言っても冬のことだけど、兄貴夫婦の所に二人目の赤ちゃんが産まれる。姪っこに弟か妹ができるというのは大変良いことだ。

僕には一つ年上の兄貴と、年の離れた妹がいるが、成長の過程で兄貴から学んだことは多い。

兄貴が小学校の図書館から、飛鳥時代の歴史漫画を借りてきたことを今でも良く覚えている。

巻頭の写真に法隆寺が載っていて、それならば本物を見ようと言うことで法隆寺に行くことになった。

また、平家物語、太閤記など胸踊る書物を借りてきては、内容を教えてくれた。

大学受験に日本史を選択したのも、兄貴によって育まれた興味が継続していたからだと思う。

反面教師としても、影響を与えた。我が家はテレビを置かない代わりにパソコンがあったが、ゲームをする時間は厳しく制限されていた。しかし、兄貴は結構、自由に遊んでいた記憶がある。

勉強の芽を与えてくれたのは兄貴であり、また自律を教えてくれたのも兄貴であった。

兄弟喧嘩も多かったけど、兄貴なしに今の僕はないだろうと思う。
兄貴も僕を見て、何か影響を受けただろうか。

姪も今度産まれる弟か妹の手本になって欲しいし、互いの良い所を吸収してほしい。