センター国語2003評論マル秘解説 問6(ラスト) | 大学受験逆転合格法☆偏差値20台⇒80台へ

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1年で、私が
偏差値20台の5教科を
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東大、京大、早慶、国公立医学部、旧帝大、MARCH、関関同立すべてに通用する考え方を
本気で人生を切り拓くべく頑張ってる人に向けて発信しています



いよいよ評論最後の設問です!!


センター評論最後の設問は内容一致という本文を全部読まないと
うまく操作できない設問のように思われますので
あ、、、、、全部読まなきゃいけないよな…
と考えがちです

センターはそこにワナをしかけます

関係ないものどうしをひっつけたり、
書いていないことをたくみにまぜることにより、
本文を読めば読むほど迷いやすく、間違えやすいヒッカケを
作ってくるのです!



正解を2つ選べ
という設問になっているのですが
どういう基準で選べばいいのでしょうか?

正解のうちの1つは
傍線部(内容の中心)をさばいたときに読み取った内容で
しかも本文の完全な中心点を聞いている
すぐに解答が見つかる部分要約型選択肢
です

今までの設問が解けていたら、この選択肢は
消去法を使わずに一本釣りで釣り上げれる内容になっています
ので
しっかり選びたいものですね

同じ方向性の選択肢はもう正解にならないので
(どこかに矛盾を潜ませています)
どんどん切っておきましょう!
(もうひとつの選択肢を選ぶ際にラクになります)



そして
もう1つの正解は
「まだ読んでいない部分」つまり
「傍線部の解答根拠をチェックする際に不要だった部分」に隠されています


この本文なら
(1)(2)(4)(6)(9)あたりですね

チェックする箇所多いなあ、、、
なんて言わないでくださいね

選択肢が「チェックするところは少ないよ」と教えてくれますから





まずは、今までの傍線部をチェックした段階で一本釣りできる選択肢を
選び、同じ方向性の選択肢を消去しておきましょう

(問6)
本文の内容と合致するものを、次の①~⑥のうちから二つ選べ。ただし、解答の順序は問わない。

①人間の感覚やイメージは主観性や象徴性を超えるものではないが、我々の日常的経験の基礎をなしているものであり、芸術や道徳、宗教や哲学といった精神文化を生み出す根源的な力ともなるものである。

→後半がよく分からないので保留

②感覚やイメージを排除し、生きた世界とのつながりを断ち切ることで知のなかでも最も確実な知となった科学は、そのぶん抽象化をまぬがれることはできず、人間の営みからは独立したものとなる。

→最後の部分書いていたかなあ…怪しい…保留

③科学は人間の営みにほかならないので意識の働きのなかに位置づけられるものではあるが、意識と対象とのつながりを切断することで個別な感覚やイメージの持つ曖昧さを解消し、徹底的に客観化をおし進める。

→これは完全に正解!!!(一応前半部が気になる人は保留でもかまいません)

④日常言語が対象と意識が未分化な主客合一的、あるいは物我一如的な言語であるのに対して、数学を代表とする自然科学の言語は、物と心の一体関係からは最も遠ざかった客観化された言語である。

→傍線部Aで直観が根源でそれが分化して意識が現れる
とあるので、日常言語が根源とは書いていない→×

⑤人と人とのコミュニケーションでは、生活に根ざした感覚的イメージが反映されるため、言語のニュアンスに微妙なズレが生じるが、長くつき合い同じ生活経験をすることでその曖昧さを解消することが可能である。

→曖昧さを解消するには概念、専門語、数学が必要でした→×

⑥意識の根源においては私と私でないものは一体化しているが、科学の知は見るという働きを徹底化させることによってはじめて原初的な世界を分化させ、主と客、私と私でないものを区別して対象化を完成させる。 

→科学が原初的な世界を分化させるとは傍線部Aまわりで述べてません
科学は傍線部Cまわりの曖昧さを解消するために…
あたりで述べられていることでしたね→×



いちおう①~③が残りました

①は科学に触れていない独立した選択肢→たぶん正解になります

②と③は科学の側面の同じ方向性のもので、「人間の営み」に科学がかかわるのか
かかわらないのか がポイントになるみたいです
とりあえずこの違いに注目して
本文で読んでいないところをざっとチェックしてみましょう!

(1)科学は現在、近代文明社会を根底から支え動かす巨大な力となっている。人間の在り方も大きく包み込んでいる。我々が気がついた時、既に様々な分野の科学の知の体系ができ上がっていて嫌でもそれらを学ばねばならないようになっている。そのため科学は、越えて行かなければならない山脈のように我々の前に立ちはだかっているので、人間から独立したもののように思われがちである。科学だから大丈夫だとか科学は悪いとか人ごとのようにいわれるのがそれである。しかし本当は、人間を離れて科学があるのではない。科学とは人間の営みであり人間の一つの在り方である。ただし、科学は人間の実存ではない。人間の知性の世界であって存在の世界ではない。人間がものごとを見るある一定の見方を組織したものが科学である。ただ、その見るという客観化の働きの最も徹底したものであるため、科学の知という表現が蛇足になるほど知そのものとほとんど同義語になっている。
(2)実存としての人間から独立し得るほど知としての徹底さを持つ科学といえど、人間の知であるからには人間がものごとを知る意識の働きのなかに基礎を持っている。そこで、意識全体の階層のなかで科学がどのような位置にあるかを確認することが必要であろう。 



②感覚やイメージを排除し、生きた世界とのつながりを断ち切ることで知のなかでも最も確実な知となった科学は、そのぶん抽象化をまぬがれることはできず、人間の営みからは独立したものとなる。

→完全に×ですね!!!

③科学は人間の営みにほかならないので意識の働きのなかに位置づけられるものではあるが、意識と対象とのつながりを切断することで個別な感覚やイメージの持つ曖昧さを解消し、徹底的に客観化をおし進める。

→これは完全に正解!!!


①人間の感覚やイメージは主観性や象徴性を超えるものではないが、我々の日常的経験の基礎をなしているものであり、芸術や道徳、宗教や哲学といった精神文化を生み出す根源的な力ともなるものである。

読んでいない(9)に書かれていそうです
芸術、道徳、、、などの探しやすいことばに注目しました! 

(9)我々が世界とのつながりを持つのは感覚やイメージにおいてである。これらは日常的経験の基礎になっている。感覚の能力は感性であるが、イメージの能力は想像力である。この想像力は、感覚によって与えられたイメージを造り変えたり組み替えたりして人間の創造活動の源泉となる。精神文化は、精神の深層において体験されたイメージの表白である。芸術は美のイメージ、道徳は善のイメージ、宗教は聖のイメージ、哲学は真のイメージというようにイメージの持つ抽象性が想像力によって様々な形を与えられる。これらは感覚的経験と同様、世界とつながった実存の世界である。 



前半は確認しづらいですが、他の選択肢はすべて矛盾がありましたので
これを正解にしておくべきでしょう
矛盾が探せない限りは正解にしておくしかない
のはセンターの鉄則です

(ちなみにじっくり読んで、つながりを完全におさえ、内容を完全に把握できたら
正解の選択肢はエラーがない完全な選択肢と分かるのですが、、、
実際にそういう学力をつける意味はありませんし、時間がかかりすぎるため
試験という短い時間では使えない考え方となります)




テストの時は、こんな感じで最短距離的に

設問をさばいていきます

そして余った時間で、いちおうざっと本文をチェックしながら

矛盾がないかを確認して

次の大問へと進みます




一番ヤバイのは…


本文をネチネチ読みすぎて

自分のフィーリング込みの解答を作っていって

本文の確認に時間をとられながら

選択肢の読みが甘くなり

どこか取りきれない自分がいる

というパターンです



練習でも、手ごたえを感じたり感じなかったりで

出たとこ勝負になっているわけですから

さらに練習しなくともそこそこ点数が取れるのが日本語ですので

なおさら舐めてしまいますね…

真剣に練習をしない気持ちも分かります


でも、評論は50点の配点があります
(数学2分野分です)

しかも、、、20分で本文を読みつつ解答も作らないといけません

大変だとは思います

しかし、、、、

現代文も入試になれば試験科目の一つ

つまり、正しい練習を積み重ねてきた人が

時間内に高得点をたたき出せるようになっています!

ほんと、慣れたら5分くらいで終わります



活字に慣れる

漢字、言葉を知る

内容をつなぎながら一貫性をとらえる

視点移動の速さと理解をバランスさせながら速読する



すべてが国語力を支えていきます



ただし、解答力をバランスさせない限り

高得点になるとは思えませんので

ここを特にがんばってみてください!!!





解答力が悪いために

勘に頼らざるを得ない人がやたら多い気がします



ということは、、、、、



どうすれば不安定な国語、できない国語から脱出できるか

考えたら、分かりますね!



今回の私からのヒントは以上ですヾ(@°▽°@)ノ







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会合のメリットについての記事です
コチラも合わせて読んでいただけたらいいと思います


今回は、
英語長文を高速で読みつつ
問題を解く流れを作る演習です

基礎学力がないことを前提に進めていきますので
学力にメッチャ不安のある人にも
安心して高度な技術が身につくように
配慮していますからね!







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