こんにちは。

カウンセリングルームシリウス

心身トータルカウンセラーの吉川淳子です。


さて


「うつです。休養しましょう。」

と言われた場合の


男性編  

家庭にいる女性編  

を書かせていただきました


最後は働いている女性編です。


疲れが取れない

仕事でミスが増える

考えがまとまらない

疲れているのに眠れない

などの

うつの入口 の症状が見られたら


まず精神科や心療内科を受診してください。

「○○週間の休養を要す。」の

診断書が出ると思います。


その診断書を会社に出して

病欠として休んでください。


会社に知られたくないからと

有給休暇で休むのはお勧めしません。


結局

長期で休むことになった場合

復職時の有給が少ないと

焦りにもつながってしまうのです。


病欠では給料が減ってしまうからと

気にされる方が多いのですが、

傷病手当金で

標準報酬日額の3分の2は健保から支給されます。


何より

安心して休養できる環境を作っていただきたいのです。


会社を休んだら

ひとり暮らしの方は、


2週間こもれる分の食糧と水を用意して

最初は

とにかく寝られるだけ寝る

これが一番の治療です。


両親や兄弟とは連絡を取っておいた方が良いでしょう。


気分が良ければ親しい友人と

メールしたり

電話で話すのも良いでしょう。


孤立しないよう

周囲の人も気を付けて欲しいと思います。

☆☆

親と同居で

食べるものに心配がいらない方の場合、


うつという病気を説明して

「寝ることが治療だから。」

自室にこもってください。


できるだけ自由に過ごす。

食べたい時に食べ

寝たい時に寝る。


良くなってきたら

必ず自分から生活を整える意欲が出てきます。

☆☆☆

働く母の場合


大変ですよね。

休むなんて考えられないですよね。

家で休まるか心配ですよね。


まず

①家事をできるだけしなくていい状態にする。

休み始めのつらい時は

毎日コンビニ弁当でも仕方がないでしょう。


大切なのは

家事ができない自分を責めないようにすること。

仕方がないのです。今は。


②手伝ってくれる人を探す。

こどもが一緒ではなかなか休めないので

保育園への送迎を頼める人

家事を手伝ってくれる人など

自分が動かなくていいようにしてください。

食材は宅配にしたり、

家事代行を頼んだり・・・


③休養が治療、必ず良くなると信じること。

とにかく家にいても

いろんなことが気になって動いてしまいがちなので

治してから動くと心に決めて

休養に徹した方が早く良くなります。


経済的なことを気にする方が多い印象ですが、

減った給料の分より

長引いた時の治療費、

再発した時の治療費

の方が高くなってしまうかも。


初発(最初にうつになった時)

でしっかり治療した方が安上がりです。きっと


こどもの世話をしてあげられないもどかしさは

何とも言えない気持ちかもしれませんが、

仕方がないのです。

病気なのですから。


今はできなくても

ちゃんと治療して、

良くなって、

笑顔のお母さんで

いっぱい接してあげてください。


うつは

休養しなくては

治らない


どこまで

割り切って(あきらめて)

ちゃんと休養できるかで

その後の回復が違ってきますよ。