• Shadowscapes Tarot
  • 78枚からの3枚引き
  • 逆位置なし


<スプレッド>
左1)ソードの5
中2)大アルカナ10:WHEEL of FORTUNE
右3)ワンドの7

<メッセージ>
「恐怖を乗り越えて運命の輪を回そう」

 

今回のスプレッドの両端に出たソードの5とワンドの7は、どちらも争いごとに関連するカードですが、ソードの5は攻撃性の強い自己主張、ワンドの7は保身のための自己主張という意味合いが強いです。

 

ソードの5には、これから戦いに向けて飛び立つ勇壮なダーク・エンジェルと、お供のブラックスワンが描かれています。一方でワンドの7に描かれているのは、子狐達を守るために穴熊に立ち向かう母狐の姿です。

 

他者への攻撃性も保身も、どちらも恐怖感がベースだという点は同じですが、知性が優先されると(考え過ぎると)攻撃が過剰になりがちです。怒りは発火点として必要ですが、ボーボー燃やす必要はない。

 

真ん中が運命の輪で転換点を意味するので、今回のテーマは「結局は自分を守りたかっただけなんだ」という気づきです。

 

怒りに知性で裏打ちをして(正当性)攻撃性を強めると、とんでもない破壊に繋がります。逆に怒りを知性で抑制しつつ問題解決に当たれば、きっと新たな展開が待っているはず。
 
攻撃は直線的対決ですが、運命の輪はぐるぐる回転します。なので今回のスプレッドは、「対決や勝ち負けの視点だけじゃ自分を守れないかも?」という気づきにも繋がると思います。