『フレンチトースト』をデザートとして、販売したい!っと
心弾ませ、『いいアイデアじゃない!!』っと言われるのを期待して
いたのに、返ってきた言葉は・・・・

『フレンチトーストは売り物ではない。まかない食!』と断言されて
しまったのだ!! (・・;)めがてん


え~~~っ!あんなに美味しいのに、何でーーーぇ??? (T_T)

シェフいわくは、そもそもフレンチトーストというのは、ステーキの
焼加減のレア・ミディアム・ウエルダンの練習に使う物だと言う
のです。なるほど・・・ と納得したけど、言い出したら聞かない
しのっち様は、そういう考えは無視! (○`ε´○)ぶぅ~


ならば・・・
フレンス料理ってソースで食べる物でしょ?ソースが命!
フレンチトーストにソースをかけて、フレンチ風にアレンジすれば
どうだーーーー!!の一点張り。 ( ̄^ ̄)どうだ。


呆れたシェフはどうせ売れないと思ったのでしょう。何も言わず、
デザートとして、メニューにのせる事になった。
パテシェの休みの間だけのことだと、誰もが思っていました。

ソースね・・・。言い切ったけど、どうしましょ?
メイプルシロップはありきたりだと思ったので、はちみつソースを
使うことにしました。これだけじゃ、つまんない!
彩りも考えて、味のばらつきも考えて・・・


初めての販売は4種類。
いまと同じです。でも内容が違います。
“ナチュール”これが第1号の商品。はちみつソースのシナモン風味
“アデュール”洋酒に効いた大人のソース。
“フリュイ”小指の先程の大きさの木苺。このソースは絶品!
わざわざ輸入して仕入れ、一般のイチゴとは違う香りと味。

機会がありましたら、これを皆様にも味わっていただきたい!
いつかネットで販売します。話それましたが、
そして、“クロックムッシュ”ハムとチーズでサンドした唯一、
甘くないパンペルデュ。
これがデビューの商品だったのです。懐かしい。。。
後に、21種類まで増えました。

ネーミングはその当時、フランス人の常連のお客様だった方に
教わり、それに基づいて考えました。

アデュールはアダルト、フリュイはフルーツ。
フランス語ってなんだか、かっこよく聞こえます。
この時はお洒落な代官山に店がありましたので、そういうイメージで
ネーミングしたかったのです。今とは大違い。f(^_^;スンマセン

パンペルデュは、料理に使う大きなお皿に、手のひらの大きさの
パンペルデュを2枚バッテンのようにのせ、そこにソースをタラ~と
お皿のほうに綺麗に絵を書くように流し、仕上げに粉糖をかけました。
ナイフとフォークで頂くエレガントな感じのデザートに仕立てました。
これに合うのは、ちょっと苦めのフレンチ豆のコーヒーをカフェラテ
でいただくスタイル。絵になる組み合わせでした。m(~o~)m

本当は臨時だったので、有り合せのお皿を使うしかなかったのですが、
これが講じて好評だったのです。ラッキーでした。

注文の品のパンペルデュをお客様にお持ちすると、
お客様の『わぁ~♪美味しそう。』という声が自然ともれて、
なんかとっても優越感に浸れました。ヤッター  (∩.∩)にんまり

あれ? 売れないはずのフレンチトースト。なかなか順調です。
代官山には物珍しいものが、うけたようです。


販売して、3日後にある人から電話がかかってきました。