スケッチに良い季節なのに天気が安定しない。
晴れると猛烈な日差しで気温が上がり、降ると予報が外れて何日も雨が続く。
退屈なので、過去のスケッチからサイズ変更で絵をつくれないかと・・・・。
まぁ私も馬鹿ちん。
暇にまかせてか、計画性が無いのかで3点を次々に手掛けちゃった。
新しい紙を買う度にシナベニヤに水張りをする。
サムホールサイズだとスケッチで使うが大きいサイズは時間がかかるので野外で使用せず溜っていく。
紙も長い間置いとくと日焼けしたりで変色してくる。
まずは去年行った春国岱の絵を。
原画はサムホールサイズ。
拡大しF4号サイズにした。
中景の灌木の紅葉を派手にし、木立ち越しに遠景の松の陰がはっきり見えるように。
もうちょっとで出来上がりなんだが・・・・。
次に8月に行った落合ダムを。
F4号の原画を透明セロハン印刷の2cmの格子で覆う。
方眼線入のトレーシングペーパーに4cmの格子を引く。
原画を見ながら格子を参考にトレーシングペーパーに2倍に拡大複写する。
裏に鉛筆でなぞり、F8サイズの水彩紙に固定し上からもう一度なぞると薄く絵が写る。
上の写真のトレーシングペーパーは縮小して写してるが実際はF8サイズと同じ。
ダムの枯れたカラマツは上からマスキング液でなぞり彩色を進める。
山の木々の緑とと水面に映った緑が終わったらマスキングをはがしカラマツを仕上げる。
こうしないと何本ものカラマツを塗り残して背景の木の葉の彩色は時間が掛かり難しい。
濃い色の上に薄い色が載らないのが油絵と水彩の違い。
次に先日現地で失敗した女郎子岩を。
左は失敗したF4とサムホール2枚。
スケッチの時、目の前の景色を縮小して画面に押し込めるのが苦手。
F8サイズにしたので今まで出来なかった広い景色をそのままでと。
もと絵を使わないので写真を参考に・・・・・・。
手前が埋まらず縦が短い構図の絵になりそう。
出来上がらないのに何で次々と・・・・・・・。
自分を見失ったのか・・・・・はたまた・・・・。
ここで原点に帰り今度のスケッチにデッサンスケールを使ってみようと。
CDケースを使い鉄筆で作成。
覚えることはまだまだあると自分を叱咤する。
週一の休肝日をなし崩しにやめて奥さんに嫌味を言われる修行人



