歯列矯正をすることで、利用的な横顔も手に入れたいものです。理想的な横顔を手に入れるための一つとして、鼻の頭と顎の先を線で結んだときに唇がどの位置にあるかが問われます。


鼻の頭と顎の先を線で結んだときに唇が前にでていると、なんだか起こった表情に見えたり、ゴリラっぽくなったりします。


一方、鼻の頭と口の先を結んだときに、唇が極端に引っ込んでいれば消極的な印象を与えます。日本人はどちらかといえば、唇が出ている傾向にあります。


私自身、過蓋咬合(かがいこうごう)なので、口が前に出ています。なんかカッパのようなゴリラのような印象を与えるのでとても嫌です。なんとかこの前にでた唇が歯列矯正により、後ろにへこめばいいな!と強く希望しています。


歯列矯正の専門医に初診相談するときには、このことも重要な質問事項の一つとして聞きたいと思います。やはり成人になってからの歯列矯正では歯並びよりも見た目が美しくなるかどうかが重要なポイントになると思います。


一方、歯列矯正の専門医は歯並びをなおす専門家ですが、頭顔かたちについての専門家ではありません。しっかりと事前に話し合いを重ねて希望する鼻・口・顎のラインができるかどうかを聞いてください。


アメリカの大学の資料を元に調査した結果によると、歯列矯正により美しい横顔を手に入れることができたか?という質問に対しては、満足の言っている患者さんはたったの30パーセントだといいます。逆に不満足の患者も30パーセントいます。審美的には歯列矯正により改善しているとはいえないのが現状なのかもしれません。

最新の歯列矯正技術にコルチコトミーがあります。このコルチコトミーは21世紀で一番期待の矯正技術と呼ばれているくらい注目度が高いです。


今までの矯正治療では、矯正後に元に戻らないようにするために保定装置を長期間つけたり、移動の違和感によるストレス、歯根の先端が短くなってしまう歯根吸収などのデメリットがありました。しかしコルチコトミーではこれらのデメリットをすべて解決することができます。


デメリットがなくなるばかりか、血液の循環がよくなり代謝が活発になることで、歯肉が若返る人までいます。


治療は、皮質骨に切れ目をいれ、内部のやわらかい海面骨にもひびを入れます。手術をともなう治療なので高度な矯正技術がいります。日本でコルチコトミーを行える歯科医はまだ数が少ないと言われているので、今後に期待したいところです。


最新の治療技術には見えない危険がともなうので、新しい治療技術は一般化してから最低5年間は様子を見たほうが良い、というのが私の意見です。


コルチコトミーは非常に魅力的な最新の矯正治療ですが、やはりまだまだ一般化していないので私はこの強制技術を利用して歯の治療をしようとは思いません。


コルチコトミーに注目が集まるに従い、歯列矯正専門医院でも、コルチコトミーをしています、のような看板を見かけますが、この技術を習得するには相当の経験が必要なので、日本全国あちこちにコルチコトミーの治療をしています、という看板を見かけるのには疑問が残ります。

最新の矯正技術としてアンカーインプラントがあります。通常の矯正治療では、どこかに固定源の歯をつくり、そこから1本1本動かしていくという方法がとられています。


一方、アンカーインプラントでは、強力な固定源をつくり、そこから一気にすべての歯を動かして行きます。今まで1本1本何年もかけて歯を動かしていたのを、同時に歯を動かしていくので、矯正治療の期間が驚異的に短縮されました。21世紀の最新の矯正治療といえます。


アンカーインプラントは、直径1ミリ程度の小さな微図を上下の顎の骨に埋め込んで強力な固定源とする方法や顎の骨にスクリューネジでプレートを埋め込み、強力な固定源として利用する方法があります。


プレートを利用したアンカーインプラントの方が、より強力な固定源をつくることができるので、矯正治療の期間は短縮されます。さらに今まで困難だった歯を動かすことも可能になっています。


ただし、アンカーインプラントには、頬や歯肉にねじやビスを埋め込むので、神経を傷つけないためのハイレベルな矯正技術が必要です。熟練の矯正歯科医以外にお願いするのは危険といえます。


今まで1本の歯を1ミリ動かしては次の歯を動かすという地道な作業を必要としていた矯正治療にとって、アンカーインプラントでは、歯を同時に動かすことで半年で歯の矯正が終わってしまうということもあります。短期間で歯列矯正の治療を終えることができるのは大変なメリットですが、治療費が高い、最新技術を熟知した矯正歯科医を見つけるのが難しい、また最新の治療技術なので、何かしらのトラブルが発生するリスクがあるなどの問題もあります。