【アスペグレーの息子猫に育てられる】

 

 

こんにちは。たかねです。

 

 

うちには猫がおります。

 

 

今年で5歳になった雌猫

プッチー

 

 

 

 

実は

このニャンコの前に

こげ茶色の猫を飼っていました。

 

 

鼻の癌を患って

10歳で旅立ちました

 

 

私が独身の頃から飼っていた猫

名前はココア

 

 

結婚し

息子が生まれ

成長をずっと見守ってくれていた

 

 

でも

癌はあっという間にひろがり

大手術をしたにもかかわらず

余命3か月を待たず

逝ってしまいました

 

 

息子は

ココアが病気のことは理解していましたが

死んでしまうほどという事が分かっておらず

 

 

死んじゃったよ

というと

黙ってしばらくかたまっていた

 

 

そして10分くらい後に

静かに泣いていました

 

 

息子が叱られると

横に寄り添って慰めていた

 

 

何をされても怒らず

頭を舐めたりして

お姉さんのように

お母さんのように

お婆さんのように

息子を慈しんでいた

 

 

 

小学生の低学年だったとき

毎朝の本の音読のとき

隣に必ず一緒にいて

すらすら読めるように見守っていた

 

 

 

ココアが死んで

しばらくして

私が正社員で就職が決まった

 

派遣の仕事が途絶えた時

ココアの看病をずっとできた

ココアが死んで

就職が決まった

 

何か感じられるようなタイミング

 

でも私が心配なのは

息子のこと

学童保育がなくなって

留守番ができるかどうか

 

1年生の時

30分の残業を

家で一人で待たせたとき

帰ったら

部屋中にランドセルから出した教科書を広げ

鉛筆をもって宿題をしようとしたのか

でも一文字も書けず

号泣して私を待っていた息子

 

心配した両親が

毎日来るといっていたけど

それではいけない気がして

 

その時ちょうど捨て猫を拾ってきた人がいた

ココアをなくした後だったので

息子にもらおうか聞くと

 

「やだ。ココアの代わりはいないから。」

 

ときかない。

 

 

それでも

私はこの子には

家族というものの絆が大きいことを知っていたので

どうしても息子のために飼いたいと思った

 

 

拾った人が

どうしても家を3日間あけるので

猫をその間だけ

預かってほしいと言っているとうそを言った

 

 

それで今の猫を預かった

 

 

息子はいぶかしがりながら

それでも人のためなので

一緒に仲良く過ごした

 

 

 

3日後

お別れの日

やっぱり寂しくて・・・

ちょっと泣いちゃった

 

 

 

「ねこちゃん、もらう?」

「うん・・・」

 

 

ココアと真逆の白い猫

 

 

ココアの代わりじゃなく

新しい家族として

 

 

ココアに代わって

息子を見守ってくれている

 

 

ペットではない

やはり家族

 

 

図体もでかく

一人の留守番も楽しんでいる

高校生になってしまった息子

 

 

 

 

それでも

猫たちは息子を見守っている

 

 

生きとし生けるもの

すべての命の尊さを

息子はうちに縁した猫や

実家の犬から

教わり

たくさん愛情を受け育った

 

 

動物には

発達障害など関係ない

 

 

家族が大切に思って

大切に育てていることがわかるから

 

 

一緒に大切にしようとしてくれる

 

 

息子は猫に育てられました

大切なことは猫に教わったのかも

 

 

癒してくれる誰かがいるのは

とてもとても心強い

 

 

私がいない時

ふたりでいろんなことを話しているのでしょう

 

 

プッチーに毎日言います

「長生きしてね」

 

 

息子は今日も早朝バイトに出かけました

プッチーは一緒にお見送り

「いってらっしゃいニャ」(=^ェ^=)