タイ映画「すご~い快感」大阪アジアン映画祭2014 ワールドプレミアレポート | タイ映画&アジアな毎日 Thai Movie & Asia Entertainment Diary

タイ映画「すご~い快感」大阪アジアン映画祭2014 ワールドプレミアレポート

3月8日 タイ映画「すご~い快感」(Fin Sugoi)のワールドプレミアが行われました。

映画祭公式ページより作品紹介
http://www.oaff.jp/2014/ja/program/lineup/c06.html


予告編



公式Fecebook
https://www.facebook.com/FinSugoi?fref=ts

お話は、実在の歌手 越中睦士(Makoto)をVoとするJ-Rockのバンド Trickの熱狂的なファ
ンであるタイの女の子ヌーナーが、思いがけずMakotoと接近するチャンスをゲット。そのことが彼氏や友人達の関係のバランスを複雑にする....という青春群像劇。

実はタイでも上映は数か月先で、映画は先日完成したばかり...という、贅沢な上映会となりました。

なぜならタンワリン監督、越中睦士さん、彼氏役の男優、通称タオ、ヒロインの親友役の女優、通称ティナが舞台あいさつ&上映後のQ & Aに登場したから。

タンワリン監督は、男性ですが女性として生きています。前作「愛なんていらない」(It gets better)が昨年アジアンクィア映画祭でオープニング上映されて話題を呼びました。
タイではDVDも販売されています。

http://aqff.jp/2013/films_itgetsbetter.php

女優のティナは第3回アジアンクィア映画祭で上映された「ジェリーフィッシュの恋」(Yes or No)でスターに。特に中国で知られていて、タイだけでなく中国でもものすごい人気とか。
http://aqff.jp/2011/aqff2011__Yes_or_No,_So_I_Love_you.html

そして彼氏役のタオは歌手オーディション番組 Academy Fantasia(通称AF)8期生出身の
歌手。本作品では、ふつーの男の子を演じているためオーラを消していますが、実物は映画よりカッコよかったです。

Makotoさんについては、実は約10年前からタイでもLiveして音楽活動をしているとのこと。
白田は昔からタイ人に「MAKOTOのファンなんだ」って何度も聞いたことがあり、この映画で
やっと実物に出会った感じ。

ということで、今更ながらスゴイメンツが揃ってた訳です。
今回のワールドプレミアに合わせ、タイ人、日本人、シンガポール人、中国人など総勢30名で、
Fin Trip in Japanというツアーが組まれていて、ファンのみなさんは大好きな俳優さんたちと誰よりも早く映画を一緒に見て、京都、大阪、富士山、東京と観光を楽しみ、原宿でライブを見て帰国という夢のようなツアーも開催されました。(Facebook見てください。)

日本人とタイ人であふれかえる劇場で、反応のよいタイ人(上映中に何度も笑いが起こっていた)と映画みて個人的に楽しかったです。

原題เลิฟสุดจิ้น ฟินสุโค่ย(Loveスットジン、Fin Sugoi)の意味を監督に聞いたら、
ジン=イマジネーションのジンで「妄想の恋」 FinはFinishのFinで達成感(セクシャルな意味も含む)とのこと。これは最近のタイ語のスラングです。楽しい サヌックの代わりに最近はタイ人のSNSでも、Fin とたくさん使われています。

冒頭から妄想シーンで、登場人物の妄想シーンも連発!ポップでキュートでジェンダー超えの
青春映画が誕生しました。