渋谷ストリームホール  2nd SHOW

 

この文章は個人的な覚書です。

 

スタンディングがきついので、ギリギリに駆け込んだら入場者全員にくれる特典のメッセージカードをもらい、うれしくなる、

こういう、ささやかなことって本当に大事。人柄が出る。

 

前日の夜に、Nanonが絶賛している Wan Thanakrit(オーディション番組 Acadeny Fantasia出身の歌手)คอนเสิร์ต ว่าน ธนกฤต LongTimeNoConにゲスト出演していたので、大丈夫?と思ったけど、夜の方が「僕の時間」(本人MC)とのことで大盛り上がり。一番後ろの席からも、ステージ上の表情がハッキリと見えて、本人MCって音楽だけじゃなくて、人柄も楽しめる。(その意味では去年4月の#KristSoloAsiaTour2023も、とっても良かった)
 
出だしは、ドラマ แค่เพื่อนครับเพื่อน BAD BUDDY SERIES から2曲。แค่เพื่อนมั้ง (Just Friend?) とเพลงที่เพิ่งเขียนจบ (OUR SONG) 
 
1st アルバム #TheSecretsOfTheUniverse が中心で 曲の由来が聞けたのがとても良かった。
「ดาวเดิม」という曲は、ある文学作品「星の王子さま」にインスピレーションを得て作ったとか。近年、タイドラマでも「星の王子さま」はよく引用されているので、(最近のドラマだと、「The Miracle of Teddy Bear 」)タイの人ってこの作品が好きなんだなと思った。この時、1着目の黒いジャケットから、どこかの惑星の表面みたいな色をしたジャケットに着替えていたのが素敵だった。
 
個人的に一番良かったのは、ドラマの中でギターを弾いて、歌う必要があって習った曲、(タイ語タイトルは無し)

กว่าจะรู้ใจตัวเอง (Ost.รุ่นพี่ Secret Love ตอน My Lil Boy 2 "น้องม.4 พี่ปี1") - นนน กรภัทร์

 
「My Lil Boy 2」で(1もある) Nanonが演じる「S(エス)」は片思いしているBell先輩がラブソングが好きだから、とたどたどしい手つきで友達にギターを習い、音程を外して歌う。それも、先輩が深い眠りに落ちている時に。2ではChimonが高校からエスと仲良くなるToyを演じている。このギターを習う過程は、ほぼドキュメンタリーだと思う。
 
 昨夜Nanonが歌うのを見ながら、「エス、大人になったな」と感慨にふけっていたらタイのファンもそう思ってた人が何人かいたようで、以下のツイートを書いた。私は気が付いたら聞きながら涙が出ていた。それがこのドラマがただの、「好いた、惚れた」という内容ではなく、根本的な人のやさしさに触れているから。エスはNanonだって知ってる筈なのに、今でもSとBell先輩は仲良く生きてるだろうな、と想像してしまう。そう思わせる程、リアルな演技だった。この曲を昨日のステージで聴けて、とても嬉しかった。

 

 

この曲ではないけれど、他のギター曲の時に、ステージを正面にして右側に、照明がギターを弾くNanonのシルエットがきれいに映していて、照明さん、Good Jobと思った!(ちゃんと、見てます!)
 
日本語の曲 藤井風の「満ちてゆく」も良かった。(6月のMaxTulのファンミでMaxも同じ曲をチョイス)藤井風はタイ人の心をとらえてるな、と。
最後の方で、着替えタイムにNanonにしか見えないアナウンサーがNanonのこれまでを紹介したり、両親が出会ってこの子が生まれて…という紹介映像があり、どーんとコンサートロゴが出て来た時、映画みたいな演出だなと思った。ちょっと遅めに出てくる
映画のタイトルみたいな。まさに「Nanon 劇場」大学で映画を専攻していたからなのか。
 
その映像の中で、「これ以降は携帯電話をしまって楽しみましょう」って言ってたのに、それでも携帯を出しているファンがいて、アーティストなのにアイドル扱いなんだなあとため息が出た(過去に他のステージを見た時から思っているけど)
 
そう言えば、ファンがタイ語で「恋人になって!」と叫んだら、「それはダメ、悲しい歌(ラブソング?)が歌えなくなるから」と言ったってタイのファンのタイ語ツイートで読んだけれど、あまりにも早口だったのと現場の音がうるさくてその瞬間には聞き取れなかった。通訳者はスラスラ訳していたけれど、「nanon語」(ภาษานนน)はなかなか意味が深くて、訳語に唸った。だって、ครับ ๆๆๆ(クラップ、クラップ)だけでもいろんな表情があったし。
 
かと思えば、バンドメンバーが嗅いでたヤードムをNanonが嗅ぎにいって英語で、「これ(ヤードム)は(タイの)ソフトパワー」と言ったりしてお茶目。
 
同じRiser Musicの้他のアーティストの曲も。 SIZZYとのコラボしたเปลี่ยนคะแนนเป็นแฟนได้ไหม (LOVE SCORE) LYKNのUmm Umm そしてKrist の เจ็บเมื่อไหร่ (CALL ME) 確かに、こんどはRiser Musicでコンサートに来てくれてもうれしい。
 
ラストสิ่งมหัศจรรย์ที่ไม่มีรูปแบบ(Unidentified Wonder) は、アルバムの曲はアップテンポだけれど、昨夜はギターのアコースティックバージョンで、しっとりと。「愛や出会いは奇跡」という内容の歌詞で、ファンへの気持ちかな?と思いながら聴いた。
 
行ってよかった。
 
帰宅後にMy Lil Boy 2 のギターのシーンを見直し、日本語のインタビュー記事が載ってるMG19号も読み直した。