以前にも国民栄誉賞については書いたが、もう一度整理してみよう。
そもそも国民栄誉賞とは内閣総理大臣顕彰で、時の首相の一存で決定できます。一応第三者機関はありますが、実質追認です。それと、日本国籍の人以外でも受賞することができます。例えば、首相がサッカー好きでメッシにあげたいと言えば可能だということです。

さて今回の羽生結弦の件で賛否がわかれていますが、私は個人的に大反対です。理由は若すぎる、現役中である、フィギュアスケートというアマチュア競技の在り方に問題がある、何よりマスコミの異常な扇動が影響し過ぎているということです。

森喜朗が高橋尚子にあげてからおかしくなったと思うのだが、政治利用されてきたのは否めない。
今回も羽生結弦の前に内村航平、中野浩一、野村忠宏、北島康介、具志堅用高、野茂英雄など偉業を達成した人がたくさんいるじゃないかとの意見があり、またスポーツ界以外でも偉業を達成した人はたくさんいる。
基準がマスコミでの注目度ばかりに偏り過ぎているのは政治利用と言われる一番の要因だと思う。

乱発したいのなら国民栄誉賞とは別に内閣スポーツ顕彰を設置するのも一手ではないのか。
 衝撃的な発表であった。心が痛み陛下の本意ではない御決意であった。

  天皇陛下のお言葉が政治的影響を与えるものであってはならないことは陛下自身がよくおわかりになっているからこそ、言葉を選びながらも本心を伝えたい『お気持ち』が痛いほど読み取れた。
  皇室に詳しい専門家たちからは様々な意見が交錯しているようだが、陛下自身がこのような形でお気持ちを示さない限り、皇室典範の改正は議論にも上がらなかったことは間違いないだろうと思う。今まで国民をはじめ宮内庁、国会議員は本気で皇室の在り方を考えることから避けてきたように思う。それは核を含む安全保障の在り方も然りである。

  日本国民の総意に基づくと憲法第1条にあるように、国民の総意を汲んでの皇室典範改正に早急に臨んでもらいたい。過去の天皇陛下の地位を政治利用してきたことへの危惧は充分承知しているが、この度の陛下の『お気持ち』を無碍にはできない。
予想通り東京都知事選挙は小池百合子氏の圧勝に終わった。
 無党派層を取り込むために出馬時点から組織に対抗し、大きな権力組織からイジメられ、退路を断って崖から飛び降りる決意と述べ、孤独で権力も財力もないローンウルフを演じた小池百合子氏が『無能派層』を味方につけて圧勝する結果になった。
 ものすごくわかりやすく単純な構図であったにもかかわらず、都民もメディアも容易に乗っかり、まさに文字通りの劇場型選挙で幕を閉じた。
 選挙中は、そのイジメ構図に注目が集まり、小池氏が自民党を離党せず、自民党本部も増田氏を応援しながらも小池氏との糸を切らずに自民都連とは距離を置いたダブルスタンダードを互いに取り続けていたことに都民は騙されていた。結局は崖から飛び降りたふりをした小池氏を崖の下で自民党本部(安倍首相)が網を張って待っていたということだ。
 にしても、小池氏が圧勝した最大の理由は対立候補の増田氏、鳥越氏があまりにも政策インパクトがなく、イメージ戦略も甘かったということだろう。政策では小池氏もその場凌ぎの思い付きが多く、突っ込み所が多かった。
 結局は自民都連の幹部が総退陣し、小池氏や若狭勝への処分もなかったことで、暗に自民本部と小池氏の茶番であったことを物語る。

 問題はこれからの小池都政がどう進むかである。都連との対立を明確化し、東京大改革を謳った以上は五輪関連予算をめぐる内田茂をはじめ都連幹部の闇を暴かずに小池都政の前進はない。鍵は自民党本部がどの時点で妥協するかに尽きるだろう。あまり透明にしすぎると過去の自民都政にまで批判が波及することになりかねない。トドのつまりは政治的妥協点を探る作業に終始することになる。この展開は小池都知事自身も出馬した時点で考えていたはずで、都民の前では被害者を演じながら強かに都知事をステップに自民党での存在感を取り戻す思惑があったはずだ。

小池百合子が都民の民意に本気で応える気があるのならば、自ら離党し、新党を立ち上げ来夏の都議会議員選挙で都連の膿を出し尽くすことだ。自民との妥協都政を続けていれば4年以内にまた都知事選挙をすることは必至である。