こうやってマニアティスのトレーニングの考え方が少しづつ理解してきました。。。

つづく、、、

パリについて間もない頃、Kenzoと話してると、、、

Kenzo :「Keigoも早く上手くなって、早く帰ってね、、、俺もさ、やりたい事あるから、、、」

僕  :「、、、???」

Kenzo :「まあ、ちゃんと教えるから大丈夫だよ。。。」

この時は、何いってるんだろう?確かに僕が来て迷惑かかるのは分かるけど、そんな簡単に出来るワケないじゃないか、、、と内心思っていました。。。
そして、この時はKenzoのやりたい事は教えてくれませんでした。。。

モデルカットを衝撃的に始めて以来、、、ショート3人、ロング2人、ミディアム2人とトレーニングをしていき、ふとさっきの話を思い出しました、、、、
「この人、本気で早く進めようとしている。。。。」と分かりました。だって、この間わずか3週間でしたから。。。

そして、案の定、次のモデルはボブでした。。。やっぱり、、、と思いました。。。
と言ったって、別に進歩してるワケではないんですが、、、

そして、3人目のボブの時でした、、、、
いつものようにスタートし、何とか自分なりにボブを切りました。。。
営業中だったので、Kenzoに手が空いたら見て欲しいと呼びに行きました。。。
この日は、サロンは普通でしたがKenzoは多くのお客さんを抱えていました。。。
なので、お客さんとお客さんの間に空く限られた時間を使って見に来てくれました。。。
ダメな部分を言われ、Kenzoは仕事に、、、僕はカットをし直しました。。。

これを何回繰り返したんでしょう、、、分かりません。。。自分なりには必死に切っていたんですが、、、途中、フィリップがKenzoに言われ、少し見てくれました。。。
そして、Kenzoを呼びに、、、、、

Kenzo : 「、、、、、、」

何も言わず、切り直しました。。。

モデルが帰ると、フィリップに怒鳴っていました、、、(教えるなら最後までちゃんと教えろ、、、という内容だったみたいです) 厳しさを知りました。。。

そして、営業が終わり、、、

鬼の形相で、、、

Kenzo : 「カットは終わり!!!ブローからな!!!」と言われました。。。

今、思い返しても複雑な気持ちでした、、、悔しい、でも分からない、僕はそんな簡単にやりたいと思っていない、、、

僕はダメだったから怒られたと思っていましたが、、、
後々、知りましたが、この時Kenzoは、「こいつ、どうやら本気でやる気なんだな、、、、なら1からちゃんとやらなきゃダメだ」と思ったらしいです、、、

この日の事は忘れないです、、、ボブに7時間ですから、、、、

でも、ここからが本当のスタートでした。。。



つづく、、、