この日は、僕にとってフランスで生き方を知った気がしました。
そして、少しだけマルブフサロンのスタッフの一員になれた気がした日でした。。。。。
つづく、、、、
この日を境に、自分の意識も変わって行ったので、少しづつサロンにいる事が楽しくなって来ていました。
といっても、美容としては何かが出来るようになっているワケではなかったのですが、、、
とにかく、日本と違いカリキュラムとか、教育システムとかがマニアティスにはありませんでした、、、
なので、自分がどう進んで行けば良いのかが分かっていなかったですが、、、、
まずはブローからスタートしました。当然、いきなり人頭からです。。。フランスではウィックを使って勉強するという考え方がありません。。。スタッフの頭を借りてでしたが、もちろん手取り足取りなんて事はありません。。。
正直、どっちの手でドライヤー持って、どっちの手でブラシ持つのかも良く分かってませんでしたが、見よう見まねでやりました。。。くせ毛を伸ばすというブローをやってましたが、とにかくやっては直され、やっては直されの繰り返しでした。。。
とにかく、練習、営業中スタイリストがやってるのを見る、ヘルプに入るチャンスがある時は、そのスタイリストの真似をとにかくする、、、この繰り返しでした。。。
パリでの美容経験の中でも、正直ブローが1番難しかったかもしれません。。。でも、この経験のおかげで西洋人の髪質を知る事が出来たのかもしれません。。。
こうやって、サロンでの目の前の目標も出来、少しづつ慣れて来た頃(確か、2,3週間経った頃)、、、
営業中に、、、
Kenzo :「Keigo,,,ハサミ持って来てる?」
僕 :「持ってますけど、、、」
Kenzo :「じゃ、モデルいるからカットして、、、」
僕 :「。。。。。?????????????」
この時、本当にビックリしました。。。というか何言ってるのか分からない程でした。。。
もちろん、事前に言われてたワケではありません。
当然、ブローが出来るようになったワケでもなく、僕としてはまずはブローをしっかり出来るようになってからステップアップするのだと思っていました。。。
そして、驚いたのは、僕だけではありません、、、当時の仲間であるフィリップ、イオネル、ソンドリーヌをはじめ、スタッフも驚きを隠せてませんでした。。。
しかし、迷ってる暇なんかありません。。。
Kenzo :「シャンプーして、、、」
よーく考えてみたら、シャンプーもちゃんとやったことない。。。
アプロンティの子達も、焦って教えてくれながら、どうにかシャンプーをしました。。。
(フランスのシャンプーは日本と全く違います。本当に汚れを取るだけという感じです。日本のように”気持ち良さとかは無いですし、耳に水が入るのは当たり前だし、ゴシゴシ洗うなんて事もしない簡素な感じです。シャンプー練習も実際1日位なもんです。。。)
どうにか、シャンプーを終えると、、、
Kenzo ;「じゃ、切って、、、」
僕 :「、、、、、、、、、、、、、、、、」
てっきり、ハサミの持ち方やメッシュの取り方や、切り進め方や、こんなスタイルを作るんだよ的なモノは教えてくれるのかな、、、と思っていたんですが、、、、、、
困惑してる僕を見て、、、
Kenzo :「ここの量取って切って行けば良いんだよ」といって2.3メッシュ切り、、、、
:「じゃあ、カット終わったら呼んで」と言ってその場からいなくなりました。。。。
本当にどうして良いのか分からなかったです。。。黒髪のフリーゼ(ウェーブのあるクセ)のミディアムのモデルさんでした。。。
まず何より仕上がりが想像出来ない。。。
とりあえず、見たようにやってみる、、、切っても何が変わっていってるのか?良く分からない。。。。
モデルもさすがに、不安そうな顔をしている。。。。でも何も言えない。。。。
頭の中真っ白になりました。。。。。(本当に記憶が若干欠如してます、、、)
覚えているのは、あまりに心配そうに、仲間達が何度も遠くから覗いていた事、イオネルがさすがに少し教えに来てくれた事だけです。。。
正直、どう終わったか、どんなスタイルだったのかも覚えていません。。。(きっと、何も出来ないまま、時間が経って見に来たKenzoが切って終わったのだと思います。。。)
こうやって、僕のエフィラージュカットはスタートしました。。。
つづく、、、、
そして、少しだけマルブフサロンのスタッフの一員になれた気がした日でした。。。。。
つづく、、、、
この日を境に、自分の意識も変わって行ったので、少しづつサロンにいる事が楽しくなって来ていました。
といっても、美容としては何かが出来るようになっているワケではなかったのですが、、、
とにかく、日本と違いカリキュラムとか、教育システムとかがマニアティスにはありませんでした、、、
なので、自分がどう進んで行けば良いのかが分かっていなかったですが、、、、
まずはブローからスタートしました。当然、いきなり人頭からです。。。フランスではウィックを使って勉強するという考え方がありません。。。スタッフの頭を借りてでしたが、もちろん手取り足取りなんて事はありません。。。
正直、どっちの手でドライヤー持って、どっちの手でブラシ持つのかも良く分かってませんでしたが、見よう見まねでやりました。。。くせ毛を伸ばすというブローをやってましたが、とにかくやっては直され、やっては直されの繰り返しでした。。。
とにかく、練習、営業中スタイリストがやってるのを見る、ヘルプに入るチャンスがある時は、そのスタイリストの真似をとにかくする、、、この繰り返しでした。。。
パリでの美容経験の中でも、正直ブローが1番難しかったかもしれません。。。でも、この経験のおかげで西洋人の髪質を知る事が出来たのかもしれません。。。
こうやって、サロンでの目の前の目標も出来、少しづつ慣れて来た頃(確か、2,3週間経った頃)、、、
営業中に、、、
Kenzo :「Keigo,,,ハサミ持って来てる?」
僕 :「持ってますけど、、、」
Kenzo :「じゃ、モデルいるからカットして、、、」
僕 :「。。。。。?????????????」
この時、本当にビックリしました。。。というか何言ってるのか分からない程でした。。。
もちろん、事前に言われてたワケではありません。
当然、ブローが出来るようになったワケでもなく、僕としてはまずはブローをしっかり出来るようになってからステップアップするのだと思っていました。。。
そして、驚いたのは、僕だけではありません、、、当時の仲間であるフィリップ、イオネル、ソンドリーヌをはじめ、スタッフも驚きを隠せてませんでした。。。
しかし、迷ってる暇なんかありません。。。
Kenzo :「シャンプーして、、、」
よーく考えてみたら、シャンプーもちゃんとやったことない。。。
アプロンティの子達も、焦って教えてくれながら、どうにかシャンプーをしました。。。
(フランスのシャンプーは日本と全く違います。本当に汚れを取るだけという感じです。日本のように”気持ち良さとかは無いですし、耳に水が入るのは当たり前だし、ゴシゴシ洗うなんて事もしない簡素な感じです。シャンプー練習も実際1日位なもんです。。。)
どうにか、シャンプーを終えると、、、
Kenzo ;「じゃ、切って、、、」
僕 :「、、、、、、、、、、、、、、、、」
てっきり、ハサミの持ち方やメッシュの取り方や、切り進め方や、こんなスタイルを作るんだよ的なモノは教えてくれるのかな、、、と思っていたんですが、、、、、、
困惑してる僕を見て、、、
Kenzo :「ここの量取って切って行けば良いんだよ」といって2.3メッシュ切り、、、、
:「じゃあ、カット終わったら呼んで」と言ってその場からいなくなりました。。。。
本当にどうして良いのか分からなかったです。。。黒髪のフリーゼ(ウェーブのあるクセ)のミディアムのモデルさんでした。。。
まず何より仕上がりが想像出来ない。。。
とりあえず、見たようにやってみる、、、切っても何が変わっていってるのか?良く分からない。。。。
モデルもさすがに、不安そうな顔をしている。。。。でも何も言えない。。。。
頭の中真っ白になりました。。。。。(本当に記憶が若干欠如してます、、、)
覚えているのは、あまりに心配そうに、仲間達が何度も遠くから覗いていた事、イオネルがさすがに少し教えに来てくれた事だけです。。。
正直、どう終わったか、どんなスタイルだったのかも覚えていません。。。(きっと、何も出来ないまま、時間が経って見に来たKenzoが切って終わったのだと思います。。。)
こうやって、僕のエフィラージュカットはスタートしました。。。
つづく、、、、