1. 昨日のリハビリの効果はてきめんで、腕にも首にもしびれや痛みは全く無くなったようだ。久しぶりに良く寝られたそうで、今日の母は機嫌がよい。睡眠とメンタルの相関は大いにあると思う。晩御飯の調理を私も手伝う。大根おろしを作ったが、執筆に差し支えないように左腕を使った。なお、洗濯機の修理工事は今日で全部終了した。

2. 今日も私の大学時代の変な講義シリーズである。一般科目で一番変だった講義といえば、やはり「文学」である。数学科の学生があまり行かないような講義室に行って、映画をみて、感想のレポートを書いただけで単位がもらえるという講義があった。試験もない。信じられないくらい簡単に単位がもらえるので、私も誘われて受講した。私の場合この単位が無くても十分単位は取れていたので、講義に参加する時間がもったいなかった。

3. 教職の必修科目で「日本国憲法」という講義があった。皆理系なので講義中は眠っていた。私はかろうじて起きてはいたが、頭脳は停止していた。面白いとか面白くないとかいう以前に、講師は何も黒板に書かずひたすらしゃべっているばかりだったので、することが無かった。話を聞いていればわかるかというと、法律論などが分かるはずも無くず、途方に暮れていた。

すると、講義中に機能を停止させている学生があまりに多くてうんざりした先生が突然身の上話をし始めた。「私国際結婚でしてね‥」。すると、皆聞く耳を立てて、その話だけは熱心に聞いた。教室の空気が変わった。講義中とは言え、たまの雑談は効果的なのかもしれない。定期試験の有無を覚えていないが、こんな講義でもなんとか単位は取れたようである。

4. 数学科に入ると「線形代数」という科目が必修である。これとは別に演習という科目があった。この演習の最初の授業で、講師の先生が自身の子供時代に経験した「満州からの引き揚げ」の話をし始めたときは面食らった。大学生になって初めての授業で何を習うんだろう・・とわくわくして臨んだら、いきなり「満州の話」が出てきた状況を想像してみて欲しい。「大学とは変なところなんだなぁ・・」とつくづく思ったのは言うまでもない。

 

本日の晩御飯:かれいのおろし煮、きゅうりのマヨ和え、肉野菜炒め