私の作品たちは主に革を使って作っているのですが、姫路レザーを使って作っています。
姫路が革産業盛んなのは知っていたのですが、革というか皮革を扱う機会が作品たちを生み出していく前にあり、そこで『財布や鞄は自分は作れないけど、動物好きなんだよなあ…元は生き物の皮だし、もう一度生き物として命を吹き込めないか』と思ったんです。
財布や鞄は物だけど、人形は『物だけど物じゃない』部分がありますよね。
この時すでに人形沼にはいましたので、こう思いました。
賛否両論あると思いますが、革の新しい形や可能性を提供できたらと思ったんですよね。地元播州の素材を使って。
ぬいぐるみや人形と同じように『大切にしてもらえたら』と思っていつも生み出しています。
ミシンを使わず手縫いで仕上げていくのですが、鞄や財布のように綺麗に整えていなければいけないわけじゃないんです、例え同じ形の子でも1体1体の個性を大切にしています。
購入していただいた方のオンリーワンなんですみんな、同じ子はいませんからね!
あとは生き物のふっくらした丸みが、手縫いだと出せるんです。
手間は掛かりますが、例えばミシンで綺麗に整った線で縫い合せてあると綺麗だけど作り物感…というんでしょうかね、特に生き物がモチーフなので生き生きしてほしいんですよね。
早い綺麗!かもしれませんが、私はもう全部手縫いです。1体1体の『らしさ』がでますし、手間はめちゃくちゃ掛かりますけど完成した彼らは『物であって物じゃない』ので
もう一つ、テーマみたいなものもあって《非日常を日常に》というものです。
玄関開けたらサ○ウのごはん、じゃないですが、玄関開けたらドラゴンがいたり、リビングに行ったら猫ちゃんよろしくゴロゴロしてる幻獣がいる!みたいな暮らしってめっちゃワクワクしませんか
もふもふでも良いじゃん!ぬいぐるみでも良いじゃん!って声はあるかと思います、もちろん全然ありです!私も好きです!←
ただ、まあそこに私の生み出した作品たちも同じように提供したり思ってもらえたら嬉しいなって思います
さあ、次はどんな子を作ろうかな!!