第八話ww


え?やりすぎ?何ソレ?オイシイノ?


ええじゃないの、だって楽しいしwwww


前回も前々回も前前々回も主人公でなかったんで今回は出したいです、ハイ…



「リネット・クライエ・アントワネット…思い出した?」


リイネ・・・・・!?



記憶の刃‐きおくのやいば‐



「思いだしたって顔ネ?」



「なんで・・・君が・・・・」



さっぱりわけが分からない



目の前の彼女は不気味に笑っている



この子は・…僕が・・・・




ブブブブブブッ!




突然のバイブ音に腰を抜かした



リイネの携帯がなっていた



「モシモシ?あ、空羅?分かったヨ今戻ル」



くうら?誰だそれ?



さっきの一緒に居た男の子か?と勝手に自己解釈をする



彼女はくるりとこちらに体を向け直しこう言う



「あんたのお仲間を始末しておいたっテ^^別の任務が入ったカラ帰るヨバイバイ和希くン☆」



ひらりと飛び上がると屋根の上にその体を下ろす



その姿、赤い服からして水中を泳いでいる金魚のようだった



もう一度向き直りバイバイと手を振るリイネ・・・いや今はテロリスト



屋根の上を次々に飛び越えあとは見えなくなってしまった



でも引っかかる事言い残していったな



仲間って――――――――――――――






蒼汰さんじゃないよね・・・・・・・・?




もしかしたら倒された?



いや蒼汰さんに限ってそんなことは・・・・



しかしものすごく不安になり来た道をもう一回もどってみた



「たぶんケロッとしてると思うけど…やっぱりいって確認した方がいいよな!」



と無理やり元気な気分で足取りも重くさっきの場所へ



「確かこのあたり・・・」



家からは遠く離れた場所で人気も少ない



ましてやここはテロリストが多く住む場所で有名らしく



僕もここを通る時はまわりを見て慎重に歩く



でも今はそんな事言ってられる状況ではない



走って探し回った



「あ、いたいた・・・蒼汰さ~ん!!」



なんだ、生きてるじゃないか



心配してるこっちの身にもなれよな



こっちの時間を返せよ!



完全に遅刻だ全く!



「蒼汰さ~ん!探しましたよ!まったくこっちの身にもな・・・・!!!??」



ところが僕が見た蒼汰さんはボロボロだった



背中と顔には刃物か何かで切られた跡があり全身血まみれ



おまけに歩くのもままならない



「か・・・ずき・・・くん、ゲホッ!よかった無事で・・・・」



血が溢れんばかりに次々と流れだす



まるで湧水のように止まる気配はない



はっきりいって僕は困惑した



と言うよりこの人を蒼汰さんだと思いたくなかった



「う・・・うう・・・」



今にも悲鳴を上げそうだか途端に蒼汰さんがこういう



「この姿・・・みて・・・驚くのはわか・・・るけど、うっ!・・・・これを」



差し出されたそれは携帯電話



「これで誰か呼んでくれ・・・・番号は全員分・・・入ってるから・・・!!?」



話終わると蒼汰さんは急に倒れて動かなくなった



「蒼汰さん?ねぇ?なんで動かないんですか!!!?・・・・嘘だろ」



こんな事言ってる時間はない



誰か助けを呼ばなくては



適当に携帯をいじって分からないけど誰に繋げた



「・・・・・なんだ蒼汰、要件を言ってさっさと済ませろ今1時間目なんだ」



その声は勇ちゃんだった



僕はものすごく早口だったと思う



「勇ちゃん!僕だよ!今○○に居るから、早く来て!!蒼汰さんが大変なんだ!」



と言い放ち電話を切った



「おい!ちょっと待て・・・・ブツっ!まさかテロに巻き込まれたんじゃ・・・」



10分もしないうちに勇ちゃんたちはやってきた



「早く運べ!!重症だ!救護班は急いで応急処置をしろ!!」



勇ちゃんの声が空まで響く



といきなり進梅さんが近寄ってきた



「大丈夫ですかぁ?あ、ぽっぺのところ・・・」



頬をなでると一筋の血が流れているのが分かる



ああ・・・さっきリイネが降りてきたときに出来たものかも・・・



まあそんな大きな傷ではない



そんなことより今は蒼汰さんの方が心配だ



「あの・・・蒼汰さんは?」



「そうですね・・・今のところ命は何とかなりそうですが・・・付けられた傷はたぶん消えないかと・・・」



「そうですか・・・」



僕のせいだ・・・



僕がテロリストなんかに目を付けられなければ・・・



「心配するな、和希のせいではない」



突然頭上から声が聞こえた



声の主は勇ちゃんすると意外な言葉をかけてきたのだ



「あいつもあいつでこうなる事は分かっていたろうよ・・・お前を・・・和希を守るためにな」



そうだったのか



このとき僕は憧れる人を見つけた



もちろんそれは――――――――――――――――






一番組組長 沖田蒼汰――――――――――――――――――



強くなりたい・・・・



誰かを守れるような・・・蒼汰さんのような



「勇ちゃん・・・・」










「僕を信戦組に入団させてください――――――――」

                                







                                   続く



あとがき

うぉ!和希このまま入団か!?

続きはWebで(殴

続きは次回!