〇「5月3日」憲法記念日
 
今日は「憲法記念日」ですね。1947年に日本国憲法が施行されたのを記念して、1948年にこの「5月3日」を国民の祝日として「憲法記念日」が制定されました。

        

        (おや、どこの憲法発布??) 

 紫蘭が大学で習ったのは、明治時代に制定された旧憲法だったので、その第一章、第一条に、「大日本帝国は万世一系の天皇、これを統治す」とか、「天皇は神聖にして犯すべからず‥」とかあつて、国民のための憲法ではなく、全く、天皇に仕えるための憲法としか思えないものでした。この目出度い「憲法記念日」に、東京でとんでもない列車の大事故が起こっています。

〇「列車事故の記録」5月3日

 1962年(*昭和37年)の今日「5月3日」に、東京、横須賀線の「三河島駅」構外で列車の衝突、転覆事故が起きて、160名もの死者を出しています。

 

    

             (三河駅の列車事故)

 

 この事故は、世界の列車事故のベストテンでは第9位に入っているという、あまり芳しくない記録になっていますが、世界で最悪の列車事故は、1917年12月に、フランスの「モーリエンヌ駅」で起きた事故でした。

 

    
           (モーリエンヌ駅の列車事故)


 このモーリエンヌ駅の事故は、第一次世界大戦中のことで、フランス兵を前線から帰郷させるための列車で、定員などお構いなしに兵士たちをすし詰めにして、フランス・アルプス「モン・センス・トンネル」の入り口に差し掛かったところ、突然、脱線してしまい、このために543人もの死者が出ましたが、この事故は軍事秘密とされて世界大戦終結までは明らかにならなかったのです。