**風月抄「4月17日」肉食禁止令
今は、食事も肉食が多いですが、昔は食事のおかずには魚料理が主でした。日本が四面海に囲まれて魚類資源に恵まれていたからでしょう。
【巨大魚、アラの姿煮・唐津くんち】
ところで、676年(*天武5年)の今日、「4月17日」に鳥獣の肉を食べることが禁止されています。その理由は、仏教の教えに背くからでした。 そこで、この日から明治初年の解禁までおよそ12世紀にわたって日本人は肉食離れをしていたことになります。
然し、それはあくまでも建前であって、実際にはイノシシやウサギなど、時にはタヌキまで食用に供されていました。それは、日本人がそれほど法律や仏典に忠実ではなく、結構肉食を楽しんでいたからでした。
(可愛いイノシシの子・瓜坊)
(人生は、猪突猛進だぁ!)