〇 風月抄「3月7日」ホテルの大火
明治以来、消防は警察の所管になっていましたが、1948年(昭和24年)の今日「3月7日」に自治体の消防体制が発足したので、この日、3月7日が「消防記念日」になっています。
(昭和20年代の消防隊)
ところで、こんにち、世界で一日として火事が起こらない日はないようですが、都市のホテルの火事として最悪の記録となっているのが、アメリカ・アトランタの繁華街に立つ「ワインコフ・ホテル」の火事でしょう。
この「ワインコフホテル」は、所有者のワインコフ自慢の耐火性が高いコンクリート造りのビルでしたが、1946年に、このホテルで火事が起こったのです。
いくら耐火性が高いと言っても家具やカーテンがすぐに燃えてしまいます。そのうえ、このビルには非常口が無く、高層建築なのでハシゴ車も役に立たず、窓も小さかったので、逃げ場を失った宿泊客119人があっという間に焼け死んでしまったのです。
そして、その焼死体の中に、所有者のワインコフ自身の遺体がまじっていたのです。。
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