![電車](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/126.gif)
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190609/19/siran13tb/3a/e7/j/o3072230414454538915.jpg?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190609/19/siran13tb/46/b4/j/o0331023014454538930.jpg?caw=800)
蒸気機関車による鉄道を世界で初めて使用したのもイギリスで、最初のころは木製のレールでしたが、その後鋳鉄製から錬鉄製のレールへと改良が進みました。
↑(イギリスの馬鉄)
1804年2月21日に、イギリスの「トレヴイシック」が造った線路を走る「蒸気機関車」が初めて試運転に成功しましたが、鋳鉄製の鉄路の強度がもろかったり、汽缶の過熱を処理する装置が十分でなかったりで、実際に鉄道が操業出来るまでには至りませんでした。
その後、1825年9月27日に世界最初の鉄道会社が開業し、機関車も改良を加えられて「ロケット号」が走りましたが、この機関車は2回にわたってボイラーが爆発して機関士は共に死亡しています。原因は安全バルブの操作ミスで、機関士の不慣れのためでした。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190609/19/siran13tb/0b/5f/j/o0220016514454538945.jpg?caw=800)
これはリバプールとマンチェスターの二都市を結ぶもので、その成果が驚異的だったので、イギリスではこの時から鉄道時代に突入するようになりました。特に重要な幹線はロンドンからエジンバラを結ぶ鉄道で、この鉄道が完成したおかげでこの二都市間の時間は50時間に短縮されました。
50時間と言えばほとんど2昼夜ですから、今の感覚ではとても低速に思われますが、それまで使われていた馬車が12日から15日もかかっていたのから、鉄道が如何に効率的だったかが判りますね。なお、当時の機関車の平均速度は3キロで最高速度は46キロでした。今の新幹線の200キロや300キロに比べると、まさに今昔の感アリ・・ですね。
ところがこのロケット号は1830年にイギリス下院議員の「W/ハスキンソン」を轢き殺してしまいました。
「ハスキンソン」は鉄道開通記念日の参観に来て、引き込み線に停止していた「ノーザンブリア号」から下りて線路に降り、そこから列車を見物しているところを全速力で走ってきた「ロケット号」に轢かれてしまったのです。ノーザンブリア号は重傷を負った「ハスキンソン」を載せて時速60キロで病院のあるところまで走りましたが、彼は出血多量でその日のうちに亡くなりました。これが鉄道人身事故の第一号になったのです。
「ハスキンソン」は鉄道開通記念日の参観に来て、引き込み線に停止していた「ノーザンブリア号」から下りて線路に降り、そこから列車を見物しているところを全速力で走ってきた「ロケット号」に轢かれてしまったのです。ノーザンブリア号は重傷を負った「ハスキンソン」を載せて時速60キロで病院のあるところまで走りましたが、彼は出血多量でその日のうちに亡くなりました。これが鉄道人身事故の第一号になったのです。
(脱線!)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190609/19/siran13tb/9e/24/j/o1669129514454538963.jpg?caw=800)