ブーケ1    (202) ツワブキ
 
 秋も闌けて見るべき花も少なくなりましたが、野に山に今「ツワブキ」の黄色い花が満開です。
 
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 ツワブキはキク科の常緑多年草で、季語としては数少ない「冬の花」です。
 狭い我が家の小庭も、まばゆいばかりの黄色で彩ってくれます。 ツワブキは和名は「石蕗・ツワ」といい、葉がフキに似ていて、艶があるので「艶蕗・ツヤブキ」・・
 また、葉に厚みがあるので「厚葉蕗・アツバフキ」ということからこの名がつきました。
 
  
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  「ツワブキ」は本州中南部の海岸や山の水際、林の中の日陰などによく繁茂していますが、菊の花に似た一重咲きの黄金色の花が美しく、鑑賞用に庭や公園によく植えられています。
 
 フキ同様、茎は食用になり、根は河豚や鰹の中毒の薬に使われます。
 また、生の葉は、ヘキセナールという成分を含んでいて、火傷や打撲などにも効くそうです。
 
 
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         石蕗(つわ)に虻(あぶ)来る日よ四辺澄みわたり    星野立子   
 
 
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                     さびしさの目の行く方や石蕗(つわ)の花    蓼太