テーマ：「スキンケア用語辞典」
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これらのアイテムはどう違う？
化粧水で水分を補った後は、保湿アイテムで?フタ?をするように、うるおいを閉じ込めますね。
では、それぞれの保湿アイテムには、どんな違いがあって、どんな特徴があるのでしょう。
今回は少しずつですが、書いてみようと思います。
■ジェル
透明・半透明の、ゼリー状に近い保湿アイテムで、水分を多く含みます。
油分を使っていないものもあり、比較的、さっぱり系が多いです。
■乳液
水と油を混ぜ合わせた（乳化）液状の保湿アイテムで、化粧水よりも多くの油分を含んでいます。
液状なので肌滑り・伸びが良いのが特徴です。
保湿アイテムだけでなく、乳化させたテクスチャーのものを「乳液」と呼ぶこともあるので、日焼け止めやメイク落としにも?乳液?という言葉がついていることも。
■クリーム
水と油を混ぜ合わせた、固形の保湿アイテムです。
しっかりと、肌に塗り込むタイプのものに多いです。
■オイル
主に油分で構成されている保湿アイテムです。
水が配合されていないものは、防腐剤を使う必要が無い場合もあり、肌への優しさにこだわりたい方へ、おススメです。
また、保湿アイテムの中で一番肌へ浸透するのは、オイルです。
■エマルジョン
水と油など、分離する液体同士が乳化剤により混ざり合ったものの総称。
つまり、呼び方が違うだけで、乳液のことを指しています。
化粧水をローションというように、乳液をエマルジョンと言い換えているんですね。
「ジェル」「乳液・エマルジョン」「クリーム」について一番の違いは形状・テクスチャーの違いです。
また、分類基準は、メーカーによっても異なります。
次に油分の量。
一般的に「クリーム」「乳液」「ジェル」の順に、含まれる油分が多いです。
「オイル」は油ですので、そもそもの、材質が異なります。
化粧水に、ジェル、乳液、クリーム、美容オイルを併用していて、スキンケアにはぬかりがない！という自信がある方は特に、形状やテクスチャーが違うだけで
実は、肌への有用成分はほとんど同じだった…ということがないよう、成分表示はしっかりと確認しましょう。
■アンチエイジング
抗加齢療法、抗老化療法。
美容業界では、年を重ねることで表面化する、シミやシワを防ぐ・改善する・表面化を遅らせるなどの意味合いで使われます。
■医薬部外品
厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されており、治療ではなく、「防止・衛生」を目的とした製品を指します。
「薬用」という言葉も、?薬?ではなく、医薬部外品です。
薬と化粧品の間と考えると分かりやすいです。
■ウォータープルーフ
化粧品では、汗や涙、水などに強く、落ちにくい、耐水性がある商品を指します。
主に、効果の強い日やけ止めや、ファンデーション、夏用・スポーツ用のメークアップ製品、マスカラなどにウォータープルーフ仕様にしたものがあります。
耐水性に優れている反面、洗い流しにくいこともあります。
■オールインワン
化粧品では、化粧水、美容液、保湿の役割を一つにまとめたアイテムのことを指します。
手間がかからない、費用を抑えることができる…などのメリットはありますが、それなりの効果、肌のコンディションに合わせた使い方をしづらい…などのデメリットもいわれています。
■キャリーオーバー
宝くじなどの?持ち越す?という意味とは違い、化粧品業界では、原料にもともと含まれている、表示義務のない成分のことを指します。化粧品は薬事法により、全成分の表示義務がありますが、実は、このキャリーオーバー成分は表示義務対象外なのです。当社もそうですが、「化粧品メーカー」は、化粧品原料製造会社から原料を仕入れ、いくつかの原料を独自の処方で掛け合わせ、オリジナルの化粧品を作ります。
極端な話、このとき仕入れる原材料に防腐剤が使われていても、メーカー側で防腐剤を添加していないなら、その化粧品は『防腐剤無添加』商品となってしまうのです。
■ケミカル（ノンケミカル）
「化学的」「化学的に合成した」の意味で使われます。
日やけ止めによくノンケミカルと使われますが、これは多くの場合、紫外線吸収剤を使用していない製品を指します。
■ナノ
１メートルの１０億分の１の単位です。
最近では、化粧品業界でもナノ化という言葉を耳にするようになりましたが、有用成分の肌への浸透力や馴染みを良くするため、分子を小さくする技術が用いられることがあります。
成分を小さくしている…と思えば分かりやすいです。
■○○フリー
鉱物油フリーや、アルコールフリーなどのフリーは、その成分が『入っていませんよ』という意味です。
■ミネラルオイル
鉱物油。石油を原料として合成・精製された油成分です。
■無添加
一見、肌に優しいイメージがありますが、化粧品の表記上、無添加という言葉は何が無添加なのかということを明確にしなければなりません。
「防腐剤無添加」や「香料無添加」などです。
無添加化粧品?とある商品は、じっくりと観察しましょう。
■リンクル
シワやひだという意味なので、『リンクルケア』というと、目元や口元など、シワになりやすい部分の集中的なケアを指すことが多いです。
いかがだったでしょうか？
参考になりましたでしょうか？
