藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本厩舎=は11日、中山6Rのエンドーツダ(牡4歳、美浦・萱野浩二厩舎)で2020年の初勝利を挙げ、JRA所属馬で通算101勝目とした。これで平場のレースでの減量恩恵が消える見習騎手卒業となり、来週からは女性騎手のみに与えられる2キロ減(◇)となる。菜七子は「(減量)2キロになるので、それでも変わらずにしっかり(騎乗)依頼をいただけるように頑張りたい」と誓いも新たにした。

 発馬を決めて道中は内でロスなく運び、スムーズに3番手で4角へ。「ゲートはいつもより中も落ち着いてくれてましたし、しっかり出てくれました」。外に並んでいた馬が手応えがなくなる中、直線でうまく抜け出し、そのまま1着でゴールを駆け抜けた。

 「外に出してからはいい脚を使ってくれました」とジョッキーは会心のレース。見守った萱野調教師も「スローペースだったからね。引っ掛からないでうまく乗ってくれました。余裕がありましたね」と話した。