
東京都文京区本郷三丁目にある 赤門です
この門は、1877年(明治10年)に東京大学が出来る
50年以上も前から存在しているのですね
ご存知の方も多いと思いますが 現在の本郷キャンパスの敷地は
かつて加賀藩前田家などの上屋敷(かみやしき)でした
最初は下屋敷(17世紀)として発足し、
1683年に上屋敷となったのですね
そして 赤門(御守殿門)は 慣例に従い。。。
第13代藩主 前田斉泰(まえだなりやす)が徳川家第11代将軍家斉の21女
「溶姫」がお嫁入りされた時 1827年(文政10年)に創建されました

軒の丸瓦には、前田家の家紋 梅鉢が配されておりました
切妻造りの薬医門
近くでみても綺麗です
大きな破損を免れ 往時の原型を残す唯一の門だという
3月末でしたので、門をくぐって目にした桜はもう散り始めておりました
さて 13代藩主前田斉泰といえば、自らも能を舞う程の能楽愛好者
東京・根岸の前田斉泰邸に建てられていた能楽堂を1996年に横浜に移し
関東最古の能楽堂として 横浜能楽堂も誕生させたのです
明治維新前後の騒がしい世の中で一時衰退していた能・狂言の
復興に尽くすなど近代の能楽史に大きな足跡を残しています
「猿楽」に代わり、「能楽」という言葉を普及させたのも
斉泰だったのですね
キャンパス内は情緒も溢れる広大な公園のよう

「内田ゴシック」と呼ばれる様々な歴史的建造物も立ち並び
目を見張ります
夏目漱石の小説でおなじみの「三四郎池」です

想像以上にスケールが大きく
ここにも大名庭園の面影が残っておりました

さて、東京メトロの本郷三丁目駅から、赤門まで歩いて
約10分程の距離でしたが その間 「加賀屋」という看板が!!
活気と共に~とっても親しみを感じる本郷通りです
まぁ~びっくり!!大きな掛け軸のような暖簾も
そう~金沢は「醤油のまち」としても知られていて
私も「大野の醤油」を愛用していますが。。。
このお店~又機会があったら入ってみたいです
東大のシンボルである赤門
それは本郷のまちのシンボルともいえますね!!
ハイ私 金沢人!?の人間としては。。。
何だか光栄でありがたい気持ちになります
ではでは 最後に昨日の風景。。5月の金沢市です
「東山」や「ひがし茶屋街」を見下ろす場所に位置する
「奥卯辰山公園」(おくうたつやまこうえん)の蓮池に咲く
黄菖蒲が彩りを添えていました

「三四郎池」のように豊富な自然 緑に囲まれています

美しい自然と歴史散策。。。浪漫と元気を貰えますね

皆様 ありがとうございました