快気祝い
と言う題名で書いた
前々回のブログの事です
実は…
快気祝いと書きながら
色々と複雑な想いで書いた
ブログでした😢
さおり先生
乳癌が見つかった時には
本人いわく
乳癌が出来た場所と
出来ている乳癌のあまりの
大きさのために
手術が出来なかったそうなんです
それで
放射線治療とか
抗がん剤治療を受けながら
長期の入院生活を送っていました
苦しい治療を終えて
いよいよ退院しようと言う時に
癌が脳に転移してしまって
脳腫瘍の手術を受けました
リハビリをしながら
長い入院生活を終え
やっと退院となり
ようこ先生~
退院したので
先生に会いたいです
と
連絡をもらいました
そこで仲良しだった何人かの
先生に声をかけて
快気祝いを計画していました
ところが
退院してからの初めての受診で
癌が足に転移している事がわかり
退院したばかりだと言うのに
またまた入院して
足の手術を受けることになりました
手術後
リハビリで歩行も出来るようになり
退院できました
そして
抗がん剤治療の影響が最も無い日を選んで
快気祝いをしたのが
あのブログなんです
みんなに会えて楽しいわぁ💓
これで
次の抗がん剤治療の日にも
頑張れるわ😉✌
そう言って喜んでいた
さおり先生です
さおり先生から突然
このようなLINEが届きました
洋子先生、私ここからまた
今までみたいに体力戻せますよね
頑張ろうとは思ってますが、きつすぎて自信がなくなりそうです
先生に大丈夫って言ってもらえたら乗りきれそうで
お仕事中にすみません
時間があるときにお返事してもらえたら嬉しいです
このようなLINEが
どうして私に
こんなLINEが来るのか
そこを少し詳しく説明しますね
さおり先生は
幼少期にお母様を亡くされて
少し複雑な家庭環境で育っています
家庭環境のせいなのか
本人の性格なのかは
わかりませんが
とにかく人に頼ったり甘えたりする事が苦手で
友達と言える相手もいない感じの
頭の良い女性です
私に身の上話をする
さおり先生の姿は
他の先生方からしたら
信じられない光景だと言うことでして
それくらい
他人に心を開くのが苦手な女性なんですね
そのうち
仲の良い同僚が我が家に集まる時に
さおり先生も呼んだりして
私を含めて
仲良し5人で
頻繁に我が家に集まり
食事したり
おしゃべりしたり
仲良くしていました
それまで
身内の人にさえ相談したりする人もいなかったようで
私の事を姉(母⁉️)みたいに
慕ってくれていました
そんな時に
私が多発性骨髄腫と診断されて
仕事を辞めて職場を去り
なかなか以前のようには
会う事が出来なくなりました
私が
長い入院生活を終えて退院してきた時
いつもの仲良し保育士仲間が
我が家に集まり
盛大に退院祝いパーティーを催してくれました
私の体調はすこぶる良くて
それからはみるみる元気になってきて
それをとても喜んでくれていたさおり先生です
それからしばらくして
さおり先生に
職場の健診で乳癌が見つかったと言うことで
今に至ります
さおり先生は
今の元気な私を見て
ようこ先生は
つらい抗がん剤治療を経て
こんなに元気に回復しているんだ
と
勝手に思ってしまっていて
ようこ先生も頑張ったのだから
私にも出来るはず👋
と
思っていて…😢
私は
自家移植も出来なかったし
化学療法でも
そんなに苦しむような副作用も無く
実際のところ
この病気になってから
苦しい思いはほとんどしていないのです
しかし
さおり先生は
かなりきつい抗がん剤治療のようでして…
ようこ先生も頑張ったのだから
私も頑張れる
と
そう自分に言い聞かせて
頑張ってるらしいんです
私…
とてもじゃないけど
私の抗がん剤治療は
さおり先生のとは違って
軽い方で
そんなにきつい思いをしたことが無いの
なぁんてことは
絶対に言えなくて
さおり先生に話を合わせて
ずっと嘘をついてます
先ほどさおり先生から
次のようなLINEがきました
先生、お仕事中にありがとうございます
点滴をしてもらい
あのからだのキツさは
なくなりました
後は副作用からのだるさがありますが
これは自分が体を動かしていくしかないですよね
だるさを自分で頑張りに変えるのには自分ですからね
頑張るのには励ましてもらえることが力になります
さおり先生から
励まして下さいとお願いされて
私もきつい化学療法を頑張っているんだから
さおり先生も頑張ってよ
私…
そんな嘘をつきながら
さおり先生を励ましています
ついた方が良い嘘
つかない方が良い嘘
色々とあるとは思いますが
何だか
後ろめたさや
罪悪感や
そんな感情も持ってしまう私です
長い文章にお付き合い下さって
ありがとうございます
<(_ _)>
こうして
ブログに書くことにより
少しだけ
心が軽くなったような
気がします