月館の殺人
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昨日の「11人いる!」に引き続いて、なかなか読まず(見ず)にいた気になる作品シリーズその2です。
今回は、綾辻行人原作(新本格ミステリの巨匠)佐々木倫子(実力派マンガ家)の「月館の殺人」です。
これ、ボクと一緒で、気にはなりながらも、手のだせなかった人がけっこういると思うのですが、まず、ストーリーを紹介しますね。
沖縄で育ったヒロイン雁ヶ谷空海は、鉄道嫌いの母の影響もあって、これまで電車に乗ったことがなかった。
そして母の死から2ヵ月後、弁護士の中在家に「母方の祖父が生きていて、遺産相続の件で北海道、月館まで来てほしい」と伝えられる。
月館まで空海が乗ることになったのは、稚瀬布発 月館行 幻夜号。
幻夜号は、オリエント急行級の豪奢な内装の持つ列車だった。
乗客は空海をいれて7人。
空海以外の6人は、全員鉄道オタクで、みんな祖父の招待客だった。
空海はこの6人の中から結婚相手を選ぶことが、財産相続の条件だと勝手に思い込む。
そして、夜更け頃、「寒くて眠れない」という1人の乗客の苦情により、客室を覗いてみると、そこには連続殺人事件へと空海を引き込む惨殺死体があった……
というわけで、金田一少年に代表される推理マンガと思いきや、この作品は、どちらかといえば、マンガ担当の佐々木倫子のテイストのでた、「動物のお医者さん」や「おたんこナース」なノリの脱力系のほのぼの少女マンガ的な作品に仕上がっています。
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- ボクは、マンガ「動物のお医者さん」が人気絶頂の頃、10代だった人間なので、佐々木倫子といえば、チョビとかハムテルとか、シベリアンハスキーを飼うのを日本中に流行らせた人(笑)ってイメージがあります。
「月館の殺人」は、綾辻行人が創った謎に、佐々木倫子のキャラクターたちが挑戦する感じの作品です。
佐々木倫子の描く世界観、キャラクターが好きな人は、楽しめると思います。
綾辻行人ファンも、綾辻らしいトリックと設定にニヤリとできると思います。(キャラや設定に共通点はないけれども、館シリーズの番外編といえないこともないし)
傑作、名作ではないけれど、読んで楽しめる買って損のない作品です。
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値段は、新装版の方が安いけれども、このブログの最初に紹介した旧版の表紙の方が、作品の内容、雰囲気をよく伝えてると思う。新版の絵は、ホラーっぽすぎます。そういうマンガじゃないですから!
今夜は、こんなとこです。
どこの誰かは知りませんが、こんなブログを読んでくださっている方々、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
11人いる!
いきなりですが、見逃していた作品って、誰にでもありますよね?
気になってはいたんだけれども、見ていない。
名作、傑作と呼ばれていて、見ていないんだけれども、なんとなく、もう見たような気になっている作品。
「11人いる!」は、ボクにとってまさしくそういう作品でした。
- 11人いる! (小学館文庫)/萩尾 望都
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- 萩尾望都の有名なSFマンガですが、今回、ボクが見たのは、この作品のアニメ版で、レンタル店には置いて
- あるけど、いま、アニメ版は絶版してるみたいです。
- NHK少年ドラマシリーズ 11人いる!
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DVDで現在販売されているのは、演劇版とTVドラマ(実写)版です。
さすが名作ですね。ドラマ、アニメ(映画)、演劇と多分野で展開しています。
さて、作品の内容を紹介しておきますね。
宇宙で最高峰の大学コスモ・アカデミーの入学最終試験。 それは受験生10名が巨大宇宙船の中で53日の共同生活を過ごすというものだった。
1人の落伍者もださずに、53日を過ごせば、10人全員が合格となる。
しかし主人公タダが乗った宇宙船エスペランサ号には、なぜか11人の受験生がいた。
11人めは、いったい誰なのか?
様々な危機的状況が訪れる中、11人は、時に協力し、時に争いながら、困難に立ち向かってゆく。
この作品、ボクはてっきりSFの古典である「冷たい方程式」みたいな方程式ものだとばかり思ってました。10人のはずが11人いる。だから、1人消えなければ全員助からない、11人めは誰だ! って感じの暗い話かと。
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ところが、そんなことは、まったくなくて、王道の青春SFで、スリルあふれる冒険と爽快な読後感が得られる物語です。
少女マンガのSFものだと「地球へ」とかが、有名ですが、この作品には、ああいう暗さや重さはありません。ハリウッド映画化されてもおかしくないよくできた娯楽SFです。
- 1999年の夏休み [DVD]
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余談ですが、一部に根強いファンを持つ映画「1999年の夏休み」は、「11人いる!」と同じ原作者の漫画「トーマの心臓」をベースにした作品で、「11人いる!」とはまるで違う美少年もの(笑)です。登場する少年をすべて男装した女性アイドルたちが演じていて、ちょっと独特な映画です。
- トーマの心臓 (小学館文庫)/萩尾 望都
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あの、なんか、パソコンの調子が悪いので、今日はここまでです。では、また。

