算命学や四柱推命
最近だと動物占いなど、
色んな占いのベースになっている
陰陽五行説についての覚え書き。

「陰陽五行説」と言いますが
元々は、「陰陽論」と「五行説」
という、別々の考え方です。
(陰陽思想、五行思想などと
言ったりもします。)

どちらも、古代中国で生まれた思想で
(起源はインドの
アーユルヴェーダにある?)
鄒衍(すうえん)と言う
古代中国の思想家が
2つを融合、整理しました。

現代においても、占いや風水の
基礎になったり、食事法のベースに
なったりしています。
東洋医学も、この考え方が
基になっていますね。

「陰陽論」は

宇宙の万物は、陰と陽の
2つのエネルギーで出来ている。
全ての「もの・こと」は、
陰と陽のワンセットで
構成されているという考え方。

男と女、太陽と月、温かいと冷たい
ポジティブとネガティブ
日向と日陰、などなどなど・・・
どちらか片方だけでは存在しない
存在することができない。
2つで1つで有って
どちらが良いとか悪いとかではない。
ということ。

それはなぜかと言うと

{E2120A34-9198-4EFE-9C0F-87D03DEF1E74:01}
(図が雑ですね・・・。)

陰陽の仕組みは
上の図のようになっているから。
100%陽になることもないし
その逆もないのですね。

その時の心持ちや、環境など
状況によって、陽と陰の比率は
変われど、その時その時で、
上手く調和と秩序を
もたらしてくれているのでしょう。


「五行説」は

万物は木・火・土・金・水の
5つの性質=「五行」に分けられ、
その全てが
お互いに影響しあっている。
という考え方。

どう影響しあうのかというのは
こちら↓

{4EB0698C-1201-4CA4-84DE-3ED4CCA4A565:01}
(図が見ずらいですね・・・。)

「五行相生」は、相手の要素を補って
強める影響を与える関係。
助け合い、生かし合う関係。

「五行相剋」は、相手の要素を抑えて
弱める影響を与える関係。
剋す、鍛える関係。
抑制・調和する関係。

もう1つ、同じ性質が重なる
「比和」というのもあります。
火と火。金と金。など。
同じものが集まるので、
勢いを増す・気が盛んになる関係。

「相生」「相剋」と聞くと、
前者が良くて、後者は悪いイメージを
持ちそうですし、「比和」は居心地が
良さそうなイメージを抱きやすいですが
そこは注意です。

ありとあらゆるものにとって
どれも生きていく上で必要なことで
助けられたり、鍛えられたりしながら
変化・成長していくのが、世の理なので
良いも悪いもないのでしょうニコニコ

と、いうことで、今日はここまで
お読み頂き、ありがとうございました