<打ちて寄せる . The Sand Island・レバノン・2024》> ★★★★
珍しい中東レバノンの映画をAmazon Prime で見つけて病床で見ました。「なかなかやるな」という感じでした。英題はそっけなく、邦題は抽象的でとちらもピンと来ませんでした。
>一面が水平線で囲まれた砂と葦に覆われた孤島に、緑色の木製の灯台とそれを守る一家が住んでいます。設備はおんぼろで、無線と電池の修理に追われています。灯台守夫婦には兄のアベルと妹の二人ジュナの二人の子供がいますが、兄は思春期で、なにかと父とぶつかっています。妹は母に甘えています。食料や水は、地下倉庫に在庫があり、困っていないようです。そんな彼らに交代要員の日が来て、一家は私物をそれぞれスーツケースに入れて浜辺で待ちます。しかし。待てど暮らせど船影は現れません。父は必至に無線連絡しますが応答はありません。その後、不安と焦りの日々がつつき、一家にも暗雲が漂い、色々なエピソードが続きます。アジュマが葦の中から赤い靴の片方を見つけます。母はそれを埋め戻しで、過去の何かを暗示させまう。四人それぞれに、過去の恐ろしく悲惨な思い出が浮かび上がります。やっと、交代要員の乗った船がやって来て、4人は島を去って行きます。
少し前の内戦の悲劇を直接描かず、記憶として暗示的に描いているので、ラストを除いてスクリーンは静謐缶に満ちていて、抒情詩が漂っていました。見る人によっては、退屈かも知れませんが、私は気に入りました。

