可夢偉、F1初表彰台! 鈴鹿では鈴木亜久里 以来22年ぶりの快挙
2012年F1第15戦日本グ ランプリは7日、三重県 の鈴鹿サーキットで53周 の決勝レースが行われ、 レッドブルのセバスチャ ン・ベッテルがポール・ トゥ・ウインで今季3勝 目を挙げた。
3番手スタ ートの小林可夢偉(ザウ バー)は3位に入り、母 国グランプリで悲願のF1初表彰台を手に入れた 。
チェッカー後、鈴鹿サーキットは大歓声に包 まれ、表彰式では可夢偉コールが起こった。
初日、2日目と昨年を上回る入場者数を記録し 、可夢偉の3番グリッド獲得や週末に引退を表明 したミハエル・シューマッハーのラストランな ども重なり、多くのファンがスタンドを埋めた 決勝日の鈴鹿。
午後3時スタートの決勝は爽やか な秋晴れのもと、絶好のドライコンディション で行われた。
レースは、スタート直後の1コーナーでフェル ナンド・アロンソがキミ・ライコネンと絡んで0 周リタイア、2番手スタートのマーク・ウエーバ ーもロメイン・グロージャンとの接触でスピン を喫し、最後尾まで後退。グロージャンには10 秒ストップのペナルティが科された。
セーフティカーランがあけ、3周目から再開さ れたレースは、ベッテルが周回ごとに後続を引 き離し、独走状態でレースをリード。2回のピッ トストップも難なくこなしたベッテルは、最後 は後続に20秒近い差をつけ通算24勝目となるト ップチェッカーを受けた。
3番グリッドからスタートした可夢偉は、スタ ートで抜群の発進加速を見せて2番手に浮上。1 回目のピットストップでフェリペ・マッサの先 行を許し、再び3番手に後退するが、ここから可 夢偉は粘り強い走りを繰り広げ、終盤ハイペー スで追い上げてきたバトンと3位をかけた白熱の バトルを展開した。 バトンは残り5周を切ると可夢偉のテールを捉 え、オーバーテイクの機会をうかがうが、可夢 偉の走りを鈴鹿の大歓声が後押し。最後までア クセルを緩めなかった可夢偉は最後も0.5秒差で バトンを振り切り、日本のファンの前で歓喜の3 位チェッカーを受けた。
優勝したベッテルは選手権首位のアロンソが0 ポイントに終わったため、4ポイント差まで肉薄 。可夢偉は表彰式の最後にファンに「ありがと う」と叫び、満面の笑顔でファンの可夢偉コー ルに応えた。
F1第15戦日本GP 決勝レース結果 1 S.ベッテル レッドブル
2 F.マッサ フェラーリ
3 小林可夢偉 ザウバー
4 J.バトン マクラーレン
5 L.ハミルトン マクラーレン
6 K.ライコネン ロータス
7 N.ヒュルケンベルグ Fインディア
8 P.マルドナド ウイリアムズ
9 M.ウエーバー レッドブル
10 D.リカルド トロロッソ
11 M.シューマッハー メルセデス 12 P.ディ・レスタ Fインディア 13 J-E.ベルニュ トロロッソ 14 B.セナ ウイリアムズ
15 H.コバライネン ケータハム 16 T.グロック マルシャ
17 V.ペトロフ ケータハム
18 P.デ・ラ・ロサ HRT
19 R.グロージャン ロータス
R C.ピック マルシャ
R N.カーティケヤン HRT
R S.ペレス ザウバー
R F.アロンソ フェラーリ
R N.ロズベルグ メルセデス
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