先日、赤坂ACTシアターで「スタンディングオベーション」を見てきました。

主演はSixTONESのジェシーくん。
ヒロミさんと八王子リホームで活躍中の、歌って踊れて、椅子や机も作れちゃうアイドルです。

企画は秋元康。
寺脇康文さん、木場勝己さん、水夏希さんを筆頭にうまい役者さんも沢山出ていて、ジェシーくんを支えるのかな、と思っていたのですが、いやいや!!
ジェシーくんのポテンシャルの高さに驚きました。

チケットを取ってくれた友達が「絶対見てほしい!!!」と言う意味がわかりました。

ジェシーくんが演じるのは某大手事務所に所属するアイドル、誠也。
初めての舞台出演に、事務所が主役じゃないととゴリ押しして、シェイクスピアのような古典作品「ジョージ二世」で、75歳の国王ジョージ二世を演じることに。
そのため、木場勝己さん演じるベテラン俳優が25歳のジョージ二世の息子役という逆転現象が起きてしまうのです。

劇中劇「ジョージ二世」と、楽屋、舞台裏だけで物語は進んでいきます。
そこに乱入してくる寺脇さん演じる刑事。
どうやら、客席に殺人犯が紛れ込んでいるらしい。
しかし、始まった舞台を中断したくない。そこでさまざまな出来事が起こり、また出演者の色々な過去なども描かれていきます。


ACTシアター内にこのポスターがたくさん貼られていて、劇場の数カ所のカメラが写すリアルタイムの映像が、私たちもいま、この舞台の中の登場人物のひとり、という感覚になれる工夫が面白いなと思いました。
演出はパラリンピック開会式の演出も担当していたと言うウォーリー木下さん。
今まであまり経験したことのない見せ方が新鮮でした。

が!!!
そんなことより、やはり劇中劇でジョージ二世を演じるジェシーくんですよ。
ゴージャスな衣装、ロングヘアのカツラはちょっとトート閣下みたいで、セリフで寺脇さんが
「エリザベートに出たら?」
とジェシーくんに言うくだりがあるくらい。
舞台裏では、今どきのアイドルっぽい感じですごくすてきなんですが、ひとたび劇中劇シーンになると、声も歩き方もおじいちゃん。

私は「ジョージ二世」だけ、ずっと見ていたいくらいでした(笑)

見ながら、これができるなら、シェイクスピア作品、ハムレットとかマクベスとかもいけるんじゃないか?とか。
ミュージカルに出てもいいのでは?いっそ、ジェシーくんのトート閣下ときょものルドルフで「闇が広がる」とかどうよ?とか。
歌えるし踊れるから、新感線もありかも!もとか。

楽しく妄想してしまいました!

内容についてはこのくらいにしておきますが、すごく楽しかったし、見られて良かったです。

余談ですが、お客様はほぼSixTONESファンだと思うのですが、皆さんのオペラグラスが、ドームやアリーナ仕様の日本野鳥の会ばりの双眼鏡タイプなのにびっくり。
でも、そういえばチケットを手配してくれた友達のオペラグラスも大きかった‼️

私のオペラグラスは標準タイプですが、ちっちゃく思えるくらいでした。

とにかく、ジェシーくんには舞台をたくさんやってほしいと思いました。