「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」という歌舞伎の作品があります。
長谷川伸作、博打好きの半太郎とお仲、夫婦愛に涙するお話ですが、ふたりが出会うのが行徳の船着場。
歌舞伎座でこの作品を見たとき、あっ、これって常夜灯だ!と思って、なんだかワクワクしたのを思い出し、いっちょ歩いてみるか!と出かけました。
船着場の目印になっているのがこの常夜灯です。
うちからは片道30分くらい。
住宅街を通って、見えたときには
「あったー!!」
と、心の中で叫んでしまいました!
刺青奇偶を見た人は、このフォルムに見覚えがあるのでは。
勘三郎さんと玉三郎さんバージョンもよかったけれど、中車さんと七之助さんバージョンもとてもよかった。
長谷川伸作品は、心がじんわりあったかくなったり、なんとも言えない切なさに涙が出てくるものが多いのですが、この作品もそんな作品です。
歌舞伎が見られないので、せめても…と歌舞伎を感じられる場所に出かけてみましたが、楽しかった!
川沿いの道が遊歩道のようになっていたので歩いてみることにしました。
小さいお社ですが、祭礼はなかなか盛大です。
昔はうちの近くのバラの公園で花火大会があって、今思うとこんな住宅街でよく花火を打ち上げていたなーと思います。
水神さまという言葉はよく聞きましたが、お参りしたのは初めてでした。
この辺で曲がるとわが家方向かな?というあたりを進んで行ったら、駅に続く道に出てきました。
なるほど、ここに出てくるんだ!と分かれば、また来れます。
少し行くとお稲荷様が。
かわいい!!
こんなお稲荷様があったの知らなかったー!!
境内には浅間神社もありました。
密とは無縁なお散歩は、大人の遠足。
4月は外出が怖かったのですが、運動不足を痛感しますし、お散歩は楽しいですね。
少しずつ、歩ける距離も伸びてきました。
常夜灯にはまた行きたい!
川沿いは風が気持ちよかったです。