昔、好んで読んでいた、とある作家の作品で、
死に顔が美しいのは凍死だと書いていた。
当時は大して深く考えずに、それを読んだ。
リアルで考えたら、
棺桶にはドライアイスが詰められ、死化粧が施されたりする。
崩れないように。生前の姿に近づけるように。
凍死するためには、寒いだけの場所に行かないといけない。
そして、その死に顔を見せたい相手が居て、
さらには、その相手が第一発見者くらいにならないといけない。
そんな都合の良い状況なんて作れるのかと、
あくまで、作品として書かれた文章なんだなと、
今さらながらに思った。
なお、その作家はだいぶ以前に亡くなっており、
私はその際に、自分が持っていた全ての本を処分した。
最近、普段とは違う時間に起き、凍えるほどの寒さだったり、
ちょっとしたことで冷たい寒さを思い出したりしたので、駄文を書き連ねてみただけ。
私は寒いのは苦手なので、冬眠したいくらい。
私が名曲だと思う曲を貼っておく。
私の冷たい心を融かしてくれるかもという期待を込めて。
鈴木雄大 「ONLY ONE」