今回の適当実証実験は?!
醤油の酸化還元電位と溶存水素量を測ってみよう!!
ですっ!
皆さん。
普段何気なく食卓に上る「醤油」や「めんつゆ」が何故、腐らないのか?と疑問に思った事はありませんか?
醤油は本来、大豆、塩を原料に蔵や木桶に住む微生物群が代謝し、醸造発酵技術にて生み出される古くから有る有難い調味料です。
戦後、一時的に大豆不足で小麦が代用されるようになり、今では小麦を使わない醤油を探す事の方が大変になりました。
過去のブログでもご紹介した山崎糀屋さんの生黄糀(日本酒用糀)に醤油を入れて発酵させると醤油糀になります。
この醤油糀も、微生物群のパワーによって酸化還元電位や溶存水素量が還元側に大きく働き、腐らない調味料になっています。
※醤油糀の酸化還元電位マイナス290mⅤ。
つまり、冷蔵庫も不要な、長期保存の効く有難い調味料。
ですが、昨今は安い材料で添加物や保存料、着色料なんかも使った醤油も登場し、安価で手に入れる事が出来ます。
しかし、ひと手間、二手間掛けた醤油は安価では出来ないんですねえ。
我が家で使っている醤油は妻の実家で昔から使っていた「菱山六醤油」さんの「いずみ」と言う、かつおの効いた「つゆの素」を使っています。
菱山六醤油さんは当時、消費者の声で、化学調味料や添加物、保存料を使わない醤油を製造してほしいと言われて、今でもこれらを使わずに醤油を作っているそうです。
それはそれは作る工程が二手間、三手間と増えるわけですから、大変なご苦労をされたそうです。
そんな菱山六醤油さんの「いずみ」の還元力を調べてみましょう!!
それでは、酸化還元電位計をズブリと刺してみましょう!
ズブリ♡
お?
お~??
お~~~~!!
ご覧ください、この優秀な数値を!!
見事に還元側に作用しているではありませんか!!
健康に良いというよりも、いかにして冷蔵庫の無い時代に、長期保存が効く調味料が生み出されたのか!
お味噌やぬか床の持つ還元力も大変優秀ですよね!
日本の古来から伝わる、ミクロな微生物群の力を借りて、酸化ではなく還元側に醸造発酵させて出来る調味料は、やはり素晴らしい!
素晴らしい食文化ではありませんか!!
皆さんも安価な醤油よりも、手間と職人の心意気が詰まったチョットだけ高いけど、本物の醤油を使ってみては如何でしょうか!!